そうなのです、セントルイス住民には以前から知られていた事実なのですが、同市は統計上、アメリカでも有数(?)の犯罪都市。FBIの犯罪データを元にモーガン・クイットノーという調査機関がまとめた統計結果では、2002年にも1位にランキングされた他、ここ10年ほどは常にトップ10に名を連ねているのです。
ただしこの統計は、あくまでもセントルイス「市」における数字。セントルイス市の地形は、東にミシシッピ川があり、さらに北南西に取り囲むように「グレーター・セントルイス」と呼ばれる郡があります。そして郡に住む人々にとってこの犯罪都市1位という現実は、正直ピンとこないんですよね。普通に生活していれば、絶対に気が付かないと思うし(笑)。そう、実際に危ないのはダウンタウンの限られた地域なのですから。
なんでも1970年ごろからセントルイス市の老朽化、産業の不振などで人口が急激に郊外に流出。オフィス街、スポーツ施設などは生き残ったのですが、住民として残された低所得者は市北部に集まり、それが特にこの地域の治安悪化にも繋がったようです。
それでもセントルイスとしては都市再開発を急速に進めており、コンドミニアムなど都市型の住宅地を立て続けに建設中。旧ブッシュスタジアムの跡地(新ブッシュスタジアムの隣)には、ベースボールをテーマにしたショッピング・住宅街を1億ドルかけて建設する計画も先日決定し、これが活性化の布石として期待されております。
まぁ、ウォール真木としては今回のニュースで、コ○助やコジマが怖がってセントルイス訪問を躊躇するんじゃないかと心配(笑)。おーい、大丈夫だから遊びにおいでよぉ。