さて、そんな「カフェブーム」のきっかけを作ったスターバックスが、日本に進出してから初めて、ドリンクメニューの料金を値上げすることになったなりよ。この10年の間に幾度となく値上げと値下げを繰り返してきたマクドナルドとは対照的なスターバックスなりが、物価に左右されずに維持してきた価格をこのタイミングで改定する理由は、家庭と職場に次ぐ「第3の場所」作りを目指すための「店舗の拡充」と「今後想定される原材料・原価や人件費の高騰」に対応するため。これからさらに攻め続けるのに必要な措置だと判断したなりね。
では、実際にどの程度の値上げとなるのか、一例を紹介しておくなり。
◎スターバックスの値上げ例
本日のコーヒー(short) 260円(旧)→280円(新)
スターバックス ラテ(short) 290円(旧)→310円(新)
キャラメル マキアート(short) 340円(旧)→360円(新)
コーヒーフラペチーノ(tall) 350円(旧)→390円(新)
◎ほかのコーヒーチェーンの「ラテ Sサイズ」価格
(D)210円/(V)200円/(P)230円/(T)290円/(E)280円/(Z)340円/(S)310円/(N)263円
※(D)ドトール/(V)ベローチェ/(P)プロント/(T)タリーズ/(E)エクセルシオール/(Z)ザネッティ/(S)シアトルズベスト/(N)ニューヨーカーズ
値上げ幅はまちまちなりが、その額は定番商品を中心に20円〜40円程度。フード類やコーヒー豆、コーヒー関連商品の価格は現状維持で、今回はあくまでもドリンクメニューの値上げに止まるなりね。「ドトールコーヒー」や「ベローチェ」などの特に安いコーヒーチェーンとはさらに価格差が広がることになるなりが、ほかのカフェ系コーヒーチェーンに比べてもの凄く高くなる、というわけでもなさそう。まあ許容範囲内なりか。
値上げは11月8日から。スターバックスを日常的に利用している人は、お忘れなく。