そうした電波難民は自宅で携帯電話を利用するのを諦めるか、キャリアを変えながら利用できる携帯電話を探していくか、はたまた引越しをするか。大まかに3つの選択を迫られるわけなりが、いずれも言葉で言うほど簡単なことではないなりよね。でも。そんな電波難民の苦しい状況を少しは改善してくれる可能性を、ソフトバンクが提示してくれるなりよ。
それはホームアンテナの無償配布。ここで言うホームアンテナとは、外に来ている電波を簡単なコードで引き込むような安っぽいものではなく、設置工事を要し、金額的には2万円近くする本格的なアンテナのこと。これを設置工事費も含めて、すべて無償で取り付けてくれるというなりよ。NTTドコモも「FOMA」用のホームアンテナを提供しているなりが、こちらは機器代(2万円弱)+工事費用はユーザー持ちで、合計5万円前後も負担しなければならないなりね。ソフトバンクはそうした一切の費用を負担してくれるわけなり。
ソフトバンクがこうした無償配布作戦に乗り出すのは、いかにも「らしい」ところではあるなりが、ユーザーにとっては嬉しいサービスには違いないなりよね。ほかのキャリアも「いかに『圏外』を潰していくか」は共通のテーマでもあるので、ソフトバンクユーザーの反応次第では、追随するキャリアも出てくるかもしれないなりよ。
アンテナの無償配布を受けられるのは、旧ボーダフォンとソフトバンクモバイルの第3世代携帯電話の加入者で、ソフトバンクの各店舗で申し込みができるようなり。電波が来なくて困っているソフトバンクユーザーは、迷わず店頭に向かうべし。