シーズンによって生活環境が変わり、体重の変動があるのはよくあることです。それに加えて、なんでも最近の研究で判ったことによると、体内ホルモンの影響でも季節によって体型に変化がおこり、しかもそれには男女で違いがあるんだとか。
研究では女性220人、男性127人を対象に体内で分泌されるテストステロンの量を年間に渡って観察。テストステロンとは男性ホルモンの一種で、男性では精巣、女性では卵巣で主に分泌される物質です。働きとしては筋肉増強を促し、さらに性衝動を引き起こす作用もあるんだとか。
そしてテストステロンには脂肪細胞にも影響を与えるそうで、その変化には大きな男女差があるそう。このホルモンが上昇すると、女性はウエスト周辺の脂肪が増えてメリハリの少ない体型になってしまうのですが、男性の場合は逆にウエストが細くなってしまうのです。さらに女性は夏と秋にテストステロンの量が増え、男性は秋から冬にかけて同じホルモンが増加。
結果として女性は春と冬になると、女性らしい「ウエストくびれ」のメリハリ・ボディーになり、男性は逆に春と夏にかけて「ストン」とした男性らしい体つきになるのだそうです。へええ。
ところでこの体型が季節によって変わる理由は、まだまだ解明されていないそうですが、推測によると免疫機能、生殖状況などいろいろな生物的な活動が影響しているだろうとのこと。
しかしこの結果だけから判断すると「水着の季節」である夏は、実は女性にとってあまりウエストを見せたくない時期でもあったのですね……。ううう、ビキニが着れないじゃないか、どうすんだー(涙)。