焼津市の特産品といえば、マグロやカツオそのものと、加工品として「なまり節」と「黒はんぺん」が挙げられる。なまり節は全国シェアの95%、黒はんぺんも80%を占めながら、これらは全国の人が日常消費するものではないため、焼津市は近年生産を開始した駿河湾深層水とともにコンビニエンスストアに置ける商品の開発に余念がなかったのだ。
今回開発された「さばにぎり」は、駿河湾深層水で炊きあげて梅干しを混ぜた県内産のお米にサバ、スケトウダラ、豆腐を混ぜたすり身で包み、さらに海苔でくるんで油で揚げたもの。見た目は磯部揚げのようだけど、食感はさくさくふわふわだそうで、開発担当者の話では「中身の梅干しのあっさり味と外側のすり身とのバランスが取れ、おいしい」(東京新聞より)とのこと。これなら同担当者が語っているように、コンビニエンスストアでも販売できるのだ。
さばおにぎりの“デビュー戦”は、9日に焼津内港魚市場で行われる焼津みなとまつり
。1つ100円で販売するそうなのだ。限定300個なので、どうしても食べたい人はお早めに。今後の展開は、当分イベント限定の販売で、消費者の反応をみて一般販売していく予定なのだとか。また、7月19日に焼津漁港内にオープンする駿河湾深層水体験施設「アクアスやいづ」でも来年から販売開始するのだそう。
余談だけど、焼津みなとまつりでは、マグロの解体実演や水産物の即売、ミニセリバザー、WAHAHA本舗のお笑いライブ、フリーマーケット、バスケットボールの3on3、焼津みなとマラソン、カツオなどが当たる福引きなどのイベントが行われるのだとか。うーん、海産物に目がないぼくとしては、行ってみたいのだ。うーん、近ければなあ。