コ○助は子どもの頃、都電荒川線の沿線に友だちが住んでいたこともあって、一時は結構な頻度で都電荒川線を利用していたクチ。沿線にある大正11年開園の老舗遊園地「あらかわ遊園」に遊びに行ったり、鬼子母神の参道に続くケヤキ並木を見に行ってみたり。それなりに活用していた記憶があるなりね。でも、残念ながらその友だちと離れてしまってからは、確かに利用することがほとんどなくなってしまったなりよ。もともと営業区間から離れた場所に住んでいること、沿線にわざわざ行くような観光スポットがあるわけではないことなど、いくつかの理由で都電荒川線とはすっかり疎遠になってしまったなり。たまに思い出して乗りたいな、とは思うなりが、なかなか用もないのに乗りに行くわけにもいかず。
ただ、わざわざでもたまには乗りに行っても良いかな、と思わせるような話題が出ていたなりよ。なんでも、14年ぶりに都電荒川線に新車が投入されるのだとか。ただの新車ではなく、大正モダンのレトロ車両をモチーフにした、新しくも懐かしい雰囲気の車両になるというなりね。大正時代の面影……とまではいかないなりが、都心部に比べればまだまだ沿線に懐かしい雰囲気の残る都電荒川線なので、レトロ車両はかなりマッチしそう。
この車両の投入の背景には、年々利用者が低迷しているという厳しい現実があるなり。都電荒川線を運営する東京都では、観光客などを呼び寄せる起爆剤としての期待をかけ、凝った新車の投入を決めたなりね。そのため、単にレトロ車両を投入するだけでなく、「停留場も当時のガス灯を模した照明やレトロ調の外観にするなど工夫を凝らす計画」(産経新聞より)なのだとか。都電荒川線全体が大正モダンの雰囲気に。なかなか良さそうじゃないなりか。
新車投入は平成19年度から。まだ少し先の話なりが、楽しみに待ちたいなりね。どのように都電荒川線が生まれ変わるのか、一度は見ておきたいものなり。