ただ、まだまだスタートしたてのメディアということもあり、基本的には放映されているのはほとんど広告ばかりというのが現状。せっかくのモニタゆえ、もっと有益なコンテンツが流れれば乗客の強い関心を引くことができ、結果として広告への注目も集まるといつも感じていたなりが、どうやらそのあたりの問題点を解消するべく、JR東日本が新たな実験を試みることになったなりよ。
それは車内モニタでナイター中継を流すという実験。日本テレビと共同で行われるこの実験は、4月に巨人が主催する6試合の中継を放送するなりよ。中継時間は地上波の放送枠とほぼ同じで、午後7時から8時54分まで、試合展開によっては最大9時24分まで延長することになっているなり。対象となる試合は次のとおり。
4月18日 ヤクルト戦(東京ドーム)
4月19日 ヤクルト戦(東京ドーム)
4月21日 阪神戦(東京ドーム)
4月23日 阪神戦(東京ドーム)
4月28日 中日戦(東京ドーム)
4月30日 中日戦(東京ドーム)
こうしたナイター中継が実現するのは、実は携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」の登場によって、移動中でも鮮明な映像を楽しむことができる環境が整ってきたから。「ワンセグ」は携帯電話での利用のみならず、こうした使われ方もあったなりね。
通勤・通学の暇つぶし……のはずが、見入ってしまって降りたくなくなる。そんなこともあるかもしれないなりね。この実験を受けて、車内でのナイター中継がレギュラー化したら、野球ファンとしては嬉しい限りなり。非野球ファンはいろいろと言いたいこともあるとは思うなりが(笑)。