「4Gバイトという容量を実現するために、HDDの搭載は不可欠だった」
「自社で携帯電話に搭載できるような小型HDDの技術を持っていたことがとても大きかった」
「(HDDへの衝撃は)動画の録画や再生を行っているときだけは、細心の注意を払ってほしい」
「PCで利用されているHDDのように常時回転しているものではないため、HDD本体からの発熱はあまり多くない」
「ボタンを用いた安っぽい外観にはしたくなかったので、オーディオプレーヤーでは一般的な静電パッドキーを採用した」
携帯電話は常に持ち歩き、やや手荒く使うこともあるゆえ、やはりHDD搭載で耐衝撃性がどこまで落ちるのかは関心事。両氏の説明によれば、HDDになるべくアクセスしないようにする仕組みを用意しているため、通常使用の範囲ではほとんど心配する必要はないようなりよ。ただ、動画の録画や再生時にはHDDへのアクセス頻度が増えるため、そのタイミングで何か大きな衝撃を与えてしまうと、致命的なダメージとなる可能性があるなりね。通常の端末よりも、デリケートな扱いが求められるのは確かなようなり。
また、やはり気になるのはバッテリー持ちや発熱の問題。ITmediaのインタビューにはバッテリーに関する記述は見られなかったなりが、パソコンのように常時回転しているようなHDDとは異なるため、それほど発熱はないようなりよ。それはイコール、HDDを搭載したからといってバッテリーを不安視するほどではない、とも言えそうなり。
4GBのHDDを搭載していれば、これまでメモリ容量の問題でブレイクしきれなかった「音楽ケータイ」も、ようやく携帯音楽プレーヤーとほぼ同じ土俵に上がったといっても過言ではないなりよね。「W41T」の成否はともかく、携帯電話のメモリ容量拡大は各メーカー共通の課題。今後は「HDD搭載ケータイ」が増えて行きそうな予感なり。
[MUSIC-HDD W41T(東芝製)]
・日本初のHDD搭載(容量は4GB)ケータイ。
・26万2,144色表示対応の2.4インチTFT液晶を搭載。
・323万画素のCCDカメラを搭載。
・HDDの一部領域(512MB)はPCの外部ストレージとして利用可能。
・Bluetooth機能を搭載。
・「Hello Messenger」に対応。
・電子辞書「辞スパ」を収録。
・EZナビウォーク(声de入力)に対応。
・背面にノートPCのタッチパッドのような使い心地の「静電パッドキー」を採用。
・本体色はフィーチャーグリーン、ビートブラック、アンビエントホワイト。