そんなネットのムーブメントをほかの企業が指をくわえて見ているわけがなく。当然のことながらGoogleのライバルであるマイクロソフトやヤフーも同様のサービスの提供を準備してきたなりね。マイクロソフトはすでにアメリカの「MSN」で道路情報が付けられた航空写真を見ることができる「MSN Virtual Earth」を提供していたなりが、日本のヤフーも航空写真を使った新しいサービスの提供を開始したなりよ。
ヤフーが提供を開始したのは、「Yahoo!地図情報」内の「スクロール地図(ベータ版)」。国内の航空写真に限られているのが「Google Map」とは異なるなりが、傘下の地図会社・アルプス社の豊富なノウハウと資産、技術をフルに活かした、「国内に強い」サービスになるようなりよ。また、従来からヤフーが提供している「Yahoo! グルメ」や「Yahoo! ムービー」といった各種サービスと連動し、地図上に飲食店や映画館の情報をサッと表示できるのが大きな強味。なかなか便利そうじゃないなりか。
ちなみに、ヤフーはアメリカでも航空写真を使った地図情報の提供を最近始めたなりが、今回日本でリリースされた「スクロール地図」は国内で独自開発されたもの。これは「米国は車社会。ドライブルート検索機能、ガソリンスタンドの位置情報などのニーズが高い。一方、日本は電車で移動する人が多く、駅の出口情報や駅からの距離といった、徒歩を前提にした情報が求められる」(ITmediaより)ためで、日本とアメリカのお国柄の違いを考慮して、独自のサービスを提供することにしたようなり。
コ○助も早速使ってみたなりが、β版ということもあってか、かなり動作が鈍いのが気になるところ。サーバが重いというよりも、Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)の動作が鈍いような気がするなりが、この辺は実用性とも綿密に関係してくる部分なので、正式版のリリース時には改善を期待したいなりね。でも、インターフェースは使いやすそうだし、縮尺を変えたときの切り替えがなんだか気持ち良くてクセになりそう(笑)。軽快に動作するならば、愛用したくなりそうなサービスなりね。
ユーザーからの意見をすぐに取り入れて改善していくために、「スクロール地図(ベータ版)へのご意見・ご感想」という窓口も用意されているので、まずは皆さんも一度使ってみて、不満な点をどんどんヤフーに送ってくださいませ。誰もが利用したくなるようなサービスに成長すると良いなりね。