「SHINOBI」が目標としている興行収入は20億前後。日本映画で20億円に到達できれば十分なヒット作と言えそうなりが、日本だけではなく、すでにアジア各国やブラジル、イスラエルなど世界13か国での公開が決定しているというなりよ。テーマが「NINJA(忍者)」と、海外でも比較的分かりやすい作品なので、次々とワールドワイドな展開を見せているのかもしれないなりね。
そんな「SHINOBI」に、早くもハリウッドリメークのオファーが届いているというなりよ。日本映画のハリウッドリメークは珍しくなくなったなりが、この手のアクション映画がリメークされるのは、それほど例のないこと。しかも、リメークのオファーを出したのが「マトリックス」などの監督で知られるウォシャウスキー兄弟が所属する映画製作会社「オフロード・ピクチャーズ」からだというなりね。
いったい忍者映画をどうハリウッドでリメークを? そんな疑問が当然浮かんでくるなりが、どうやらオファーの内容は「SHINOBI」の舞台をそのままにキャストを替えてリメークするのではなく、設定を現代に移し、忍者を企業スパイに置き換えたストーリーにする計画なのだとか。そこには禁断の恋というテーマが加わるはずなので、「現代の企業スパイ同士が禁断の恋に落ちる」というストーリーになりそうなりが、それって別に「SHINOBI」をリメークせずに、オリジナルの脚本でも良さそうは話に聞こえるなりが……。
オファーを受けた松竹側は前向きに検討する方針のようなので、いずれ正式な発表がありそうなりね。松竹の久松猛朗常務は「監督は未定だが、あのウォシャウスキー兄弟にやってもらえたらありがたい」などと語っているなりが、本当にウォシャウスキー兄弟が手がけたら大変なことになりそうなりよ(笑)。ちょっと期待してしまうかも。でもその前に、ぜひ日本版の「SHINOBI」をチェックして下さいませ。