そんなコ○助のカツサンドアンテナに、最近引っかかったのが「美食サンド」なるカツサンド。なんでも東西の有名シェフが共同で試作したカツサンドだというなり。東の有名シェフは東京・代官山の「パティスリーマディ 代官山」のシェフブーランジェ、松原裕吉氏。「パティスリーマディ 代官山」といえば、パン愛好家の間では名を知られている注目店。松原氏は昨年のカリフォルニアレーズン協会のコンテストで世界一を受賞している実力者でもあるなり。
一方の西の有名シェフは、大阪・桃山台の「ブーランジェリー ア・ビアント」のオーナーシェフ、松尾清史氏。大阪のパン愛好家の間では「ハード系のパンならア・ビアント」と言われるほど、人気を集めているお店のオーナーなりよ。これまでカツサンドというと、どうしてもカツが主役となり、トンカツ屋さんが作るものが多かったなりが、松原氏と松尾氏が共同で作るカツサンド「美食サンド」は、パン屋さんが作る、パンにこだわったカツサンドなりね。作り手の視点が違うのは、面白そうではあるなり。
肝心のカツはというと、「美食サンド」に使われているカツは「やまと豚重ねカツ」。「やまと豚のもも赤肉を薄くスライスし、ミルフィーユのように幾重にも重ねたポークカツ」とオフィシャルな説明にはあるなり。東京で人気沸騰の「キムカツ」と同じ方式を採用したミルフィーユカツを使ったカツサンドなりか。本家(?)の「キムカツ」も、キムカツを挟んだカツサンドを販売しているなりが、それとどう違うのかも気になるところではあるなりね。
さて、この「美食サンド」はどこで食べられるのか、という話なりが、実はまだ試験販売の段階で、実際に商品化されるかどうかは未定なりよ。試験販売の成否によって、「美食サンド」の専門店を出店する構想はあるようなりが、今はまだマーケティングをしている段階なりね。しかし、ここまでの情報を耳にしてしまったら、やっぱり食べてみたいじゃないなりか。悶々としながら、試験販売をしている店を探していたところ、9月19日まで東京・銀座の三越で購入できるとの情報をキャッチ。早速、銀座へと赴き、「美食サンド」をゲットしてきたなり。
カツサンドは焼いて食べるのが好きなので、トースターで軽く焼き、順番に食べてみたなり。ふむふむ。「枝豆ポテトブレッド」バージョンのほうは、焼いたために表面はカリッとしているものの、内側はモッチリとした食感。枝豆の味わいとカツがうまい具合に合わさって、これはなかなかの美味さなり。「二種のゴマ入りカンパーニュ」バージョンは、パン生地の歯切れがとても良く、モグモグ、モグモグと一気に食べてしまったなりよ(笑)。ゴマの風味とカツの相性は疑う余地もなくバッチリで、これもなかなかの美味さだったなり。