ほかの公衆無線LAN事業者が月額1,500〜2,000円前後でサービスを提供している中、なぜライブドアは月額525円という価格を実現することができるのか。これについては堀江社長が以前、「D-cubic」の事業説明会でも「光ファイバのコストが低減」「関係企業の努力」と説明していたなりが、もう少し違う角度からの「理由」について、ライブドアのネットワーク事業本部本部長兼執行役員上級副社長の照井知基氏が、現在東京ビッグサイトで開催中の「WIRELESS JAPAN 2005」の基調講演で説明したなりよ。
「今さらADSLで参入するよりも、一気に無線まで持っていきたい」
「525円でのサービス提供がなぜ実現できたかと言えば、我々は通信事業である前にポータルであるから」
「livedoorのポータルと相乗効果を出すことで、525円の通信料にプラスしてポータルでの収益が見込める」
「(エリアは)屋外の基地局設置では地下や高層ビルをいかにカバーするかが課題」
※(Broad Band Watchより)
サービスのイメージ的にはヤフー(ポータル)とヤフーBB(ADSL)の関係と同じで、通信インフラを提供することによって、自社のポータルに顧客を誘導。ポータルの広告収入やサービス利用料などが増加すれば十分にペイできる、どころか、それ以上の相乗効果を生むという考え方のようなり。もちろん、公衆無線LAN単体で黒字を出すという目標は掲げているなりが、単体の公衆無線LAN事業者に比べればリスクが低いのは明らかなりね。
「D-cubic」が発表されたときに、一例として六本木周辺のエリアマップが公開されたなりが、コ○助の自宅もエリア内にギリギリ入っているように見えたので、今のところコ○助も加入を前向きに検討しているなりよ。またサービス開始時期が近くなったら新しい情報が出てくると思うので、コ○助の関心の高まりと共に、「D-cubic」については今後もお伝えしていくなりね。