「ライディング・ジャイアンツ」は、「伝説」のサーファーと呼ばれるレイアード・ハミルトンやグレッグ・ノール、ジェフ・クラーク、そして現在トップで活躍するサーファーたちがこぞって出演。彼らの証言を交えながら、サーフカルチャーの成立の過程、及びそこで活躍してきた人たちを追ったドキュメンタリーなり。
サーフィン自体は1,000年も前からポリネシア地域で行われているモノなりが、現在のサーフカルチャーが勃興したのは1940年代のこと。南カリフォルニアで興ったサーフカルチャーは、単に波に乗って遊ぶというライトなモノではなく、大きな波に挑むことを良しとする、刺激を追求したカルチャーだったなりね。そんなカルチャーを分析、関係者の証言でまとめたのが「ライディング・ジャイアンツ」というわけなり。
監督を務めるのはステイシー・ペラルタ監督。1970年代にロサンゼルスで結成された伝説的なスケボーチーム、Zボーイズを追った前作の「DOGTOWN&Z-BOYS」で、独立系映画最大の祭典、サンダンス映画祭の監督賞と観客賞を受賞した期待の新鋭なり。前作がスケートボードで、今作がサーフィンと似たような題材ではあるなりが、構成力と音楽の使い方が上手いと評判の監督のようなりよ。コ○助は「DOGTOWN&Z-BOYS」も「ライディング・ジャイアンツ」もまだ観ていないので、どのような作品を撮る人なのか全く分からないなりが、アメリカでの評価は高いようなり。
ちなみに、予告編を一緒に観た友だちもサーフィン経験ゼロ、かつサーフィンに興味がないにも関わらず、「ライディング・ジャイアンツ」の映像を観た瞬間に「これ観たい!」と言っていたなり。いや、ほんと。コ○助も同感。昨年の夏は「ディープ・ブルー」で海洋生物たちに癒されたなりが、今年は「ライディング・ジャイアンツ」の大波の映像で刺激を受けるのも良いかもしれないなりね。
サーフィンに興味ある人も、そうでない人も、まずは予告編をチェックしてみて下さいませ。きっと観たくなること間違いなしなり。