改編期ごとに枠が変わることもあるので、「伝統枠」ばかりでは無いなりが、現在民放が放送している2時間ドラマ枠を確認しておくと。
月曜 「月曜ミステリー劇場」(TBS系)
火曜 「火曜サスペンス劇場」(日本テレビ系)
水曜 「水曜ミステリー9」(テレビ東京系)
木曜 なし
金曜 「金曜エンタテイメント」(フジテレビ系)
土曜 「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)
日曜 なし
各局とも1枠ずつ2時間ドラマ枠を確保しており、1週間トータルでは木曜日と日曜日以外はどこかの局で放送されていることになるなり(東京の場合)。再放送を含めれば、2時間ドラマをお目にかからない日は無いほど、頻繁に放送されているなりよね。「伝統枠」にあたるのは今年25周年の「火曜サスペンス劇場」(通称:火サス)と、28年目の「土曜ワイド劇場」。四半世紀以上に渡って枠が存続しているのは、長年、視聴者に飽きられることなく、安定した視聴率を獲得し続けて来たからに他ならないなりが、どうやらこの「伝統枠」を含めたすべての2時間ドラマの視聴率が総崩れ状態になっているというなりよ。
産経新聞によれば、数年前までは20%を超えることもよくあった2時間ドラマなりが、最近は20%はおろか、合格ラインの15%を切るものも少なくないというなり。特に視聴率の落ち込みが激しいのは「火曜サスペンス劇場」で、昨年6月までは全体平均で18%前後は確保していたものが、今年に入ってからは15%を超えることも無くなってしまったというなりよ。この低迷について日本テレビの前田伸一郎プロデューサーは、裏番組「ズバリ言うわよ!」(TBS系)に視聴者を奪われたためと分析しているなりが、なるほど、確かに「ズバリ言うわよ!」は常に視聴率ランキングの上位に顔を出す人気番組に成長しているので、大きな影響を受けているのは間違いなさそうなりね。
ただ、視聴率が取れないのは単に裏番組の問題だけではなく、基本的に内容や出演者がマンネリ化していることが、まず考えるべき問題なはずなり。新聞のテレビ欄を見るだけで、どの局も同じような殺人モノ、素人探偵モノが並ぶ状況が何年も続いていれば、視聴者が飽きてしまうのは無理も無いなりよね。奇をてらいすぎているタイトルの番組も目立つし。
長年2時間ドラマという文化が根付いている以上、それに対するニーズが存在しているのは確かなので、脚本や演出、出演者に変化を付けながら、再び視聴率が上向いてくると良いなりね。コ○助も2時間ドラマは嫌いじゃないので、頑張って欲しいものなり。