ただ、これらの噂はMacユーザーの願望が多分に含まれた「現実味の薄い噂」として片付けられることが多く、また、実際にカタチとして姿を現さないので噂以外の何ものでも無かったわけなりが、今回新たに浮上してきた噂は、ちょっと信憑性が高そうな感じなりよ。いや、もちろんそう感じるのはコ○助が「Macラヴ」の姿勢であり、長年この噂に一喜一憂してきたからに他ならないなりが(笑)。でも、ウォール・ストリート・ジャーナルの報道を皮切りに、ロイターやフォーブスなどが一斉に報じているほか、日本でも朝日新聞や読売新聞までもがこの噂に関する記事を書いているなりよ。期待するなと言うのが無理な話なりね。
23日付けのウォール・ストリート・ジャーナルが報じた記事はITmediaに詳しく和訳されているので、要点を簡単にまとめておくと。
・アップル・コンピュータは、近々Macラインにインテル製CPUを採用する決定に関する話し合いを進めてきたらしい。
・早ければ6月6日にサンフランシスコで開催のWorld-Wide Developers Conference(WWDC)で発表される(かもしれない)。
・アップル・コンピュータはIntelベースモデルを自社の製品ラインに加えるか、あるいはIntelプロセッサ技術に全面移行する(かもしれない)。
・MacユーザーはインテルのノートPC向け省電力プロセッサや、1枚のシリコン片に2つの頭脳を搭載した新プロセッサを利用することで恩恵を受けられる(かもしれない)。
・競合よりも高いことが多いアップル・コンピュータの価格設定も、もっと競争力あるものになる(かもしれない)。
確証を得た情報があるわけでは無いようなりが、「早ければ6月6日」というのは気になるところ。もし本当に発表があったら、アップル・コンピュータにとっても、これまでPowerPCの開発をしてきたIBMにとっても、そして長年アップル・コンピュータにアプローチを続けてきたインテルにとっても一大転換期を迎えることになるなりよね。もちろんMacユーザーにとっても。Macとパソコンの世界にとって歴史的な一日になるかもしれない6月6日に、ぜひご注目下さいませ。
ちなみに。実はアップル・コンピュータの製品の一部には、すでにインテル製のチップが採用されているなりよ。ストレージ製品「Xserve RAID」がそれで、インテルの「IOP 331」というチップが使われているなりね。その事から考えても、数年前に比べたらアップル・コンピュータとインテルが手を結ぶ可能性は高くなっていると考えるのは、あながち妄想、夢想の世界とは言えなくなってきているのかな、という感じがするなりがどうなりか。いずれにしても、正式発表されることを期待して、コ○助は6月6日の時を待ちたいと思うなり。