実は以前、チラッとだけNarinari.comでも久留米について触れたことがあるなり。それは久留米のタウン誌「月刊くるめ」のミスコンテスト「いちご姫コンテスト」が密かに注目を集めている、という話題だったなりよ。このコンテスト、自薦や友人からの推薦は受け付けず、口コミ情報などを元に編集部員が第三者的な視点で候補者を選出するシビアなもので、過去に黒木瞳、松雪泰子、田中麗奈、有坂来瞳らを輩出したコンテストとして一部から熱い視線が送られているなりね。AERAによれば、東京の芸能プロダクション約40社が「月刊くるめ」を定期購読しており、「いちご姫コンテスト」にかわいい子がいるとすぐにオファーが飛んでくるというほど、業界筋では要チェックコンテストに挙げられているようなりよ。
「いちご姫コンテスト」は7月に行われるなりが、公式ホームページにはエントリーしている女子高生の写真が掲載されているなりね。いずれもカメラ付きケータイで撮ったような不鮮明な写真なのが残念なりが、掲載されている女子高生は本当にかわいい子ばかり。久留米市だけでなく、近隣の地域からも応募を受け付けているため、実質上「北九州No.1決定戦」のような位置づけになっているなりね。
少し話がズレたなりが、プロ野球再編とニッポン放送を巡る騒動で堀江&孫社長が大きな話題となる前から久留米は「人材輩出地域」として注目されていたわけなりが、参考までに久留米市一帯(近隣の鳥栖市、吉井町、黒木町、八女市も含む)出身の著名人、文化人を列挙してみると。
鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
黒木瞳(女優)
五木寛之(作家)
田中麗奈(女優)
松本零士(マンガ家)
藤井フミヤ(ミュージシャン)
坂口征二(元プロレスラー)
松田聖子(歌手)
鮎川誠(ミュージシャン)
石橋凌(俳優)
中野浩一(元競輪選手)
孫正義(ソフトバンク社長)
堀江貴文(ライブドア社長)
石橋正二郎(ブリヂストン創業者)
田中久重(東芝の前身「田中製造所」を創業。からくり人形「弓曳童子」の発明者)
ほかにもいるとは思うなりが、代表的な人物を並べるとこんな感じなりか。もちろん全国どこでも「その土地出身の有名人」はいるなりが、人口30万人前後の一帯からこれだけ成功者を出しているのは高い輩出率と言えるのかもしれないなり。
久留米市一帯からこうした「異能の人」が続出しているのはなぜなのか。AERAの分析によれば、次のようなことが考えられるというなり。
・「にあがりもん」が多い町(「にあがりもん」は久留米弁で「ふざけたことをするやつ」「目立ちたがり屋」の意味)。
・江戸時代に久留米藩は大阪への物資供給拠点だったため、「久留米商人」という言葉があるほど商才に長けた人が多い。
土地が人を作る、というわけではないなりが、昔から商売の盛んな地域だったというのは大きそう。こぢんまりとした町の中で、身近なところに出世物語がゴロゴロとしているという意味では、次に続けという気概に満ちた人が続出する風土が久留米にはあると言えそうなり。
久留米市出身の中野浩一氏曰く「今の久留米はやや元気がない」らしいなりが、伝統的に大物を輩出している久留米市一帯。この周辺の出身者を見かけたら、今後の「伸び」を期待してみるのも面白そうなりね(笑)。久留米市一帯が気になってしまった人は、AERAの記事もぜひぜひ。