なぜ「愛情ホット庫」が必要なのかという素朴な疑問が湧くなりが、開発の背景には次のような理由があるというなり。
「家族内の生活スタイルの変化、多様化に伴い、一人で食事を取る“孤食化(こしょくか)”傾向が増えつつあります。こうした流れに対応し、料理のできたてのおいしさを損なうことなく55℃で保温できる『愛情ホット庫(20L)』を業界で初めて開発。帰宅の遅いご主人のおかず、部活・塾へ行くお子様の軽食、受験勉強のお子様の夜食やおやつの保温など、幅広い用途にお使いいただけます」
なるほど、確かに一つ屋根の下に家族で住んでいても、食事の時間がバラバラという家庭は多いなりよね。作った料理を冷まして冷蔵庫に入れて、食べるときに電子レンジで温め直す方法もあるなりが、「愛情ホット庫」に入れておけば作りたてと同じ状態で料理を保存しておくことができるわけなり。まあ厳密には作りたてに比べたら味が落ちるのは仕方ないなりが、扉を開ければすぐに温かいものが食べられるというのは、案外嬉しいかもしれないなりね。
この「愛情ホット庫」、機能的には次のようなことができるというなり。
・お皿なら上下二段に収納可能。
・アミ棚を移動させれば、どんぶりや鍋も収納可能。
・ホット専用のペットボトル(350ml)を立てて収納可能。
・55℃で4時間/8時間保温の2モード搭載。
・保温終了後は冷蔵温度帯へ自動的に切り替え。
・冷凍冷気で急速冷却機能を搭載し、あら熱を取るのに便利。
保温時間が経過すると、自動的に冷蔵庫に切り替わるというのはナイスなりね。350mlのペットボトルを立てて収納できる程度の高さということなので、それほど大きなスペースでは無いなりが、おかずを一品、二品程度なら十分に格納しておけるサイズなりか。まあ家族が多い場合には、料理を格納しきれずにハンパな機能になってしまいそうなりが、人数構成が少ない家族ならば重宝しそうな機能ではあるなりね。
あまり画期的な新しい機能が追加されることが少ない冷蔵庫という分野に登場したニューフェイス。市場に受け入れられるかどうか、注目しておきたいところなり。