「VAIO type B SPEC-S」は直販サイト「ソニースタイル」の専用モデルで、ビジネスでの利用を想定。ハードウェア面では従来の「VAIO」とそう大差ないなりが、プリインストールソフトを減らすことでシンプルな構成とし、9万9,800円(最小仕様の場合)という価格を実現したなりね。具体的にカットされたソフトウェアはAVプレーヤーの「Do VAIO」、DV動画編集ソフトの「DVgate Plus」、DVD作成ソフトの「Click to DVD」など。ビジネスユースには必要のないものばかりなので、こういったソフトウェアを削った「VAIO」の登場を歓迎するユーザーも多いかもしれないなりね。
それでは、最小仕様の場合の「VAIO type B SPEC-S」の簡単なスペックをまとめておくと。
・CPUはCeleron M 350 1.30GHz
・メモリは256MB
・HDDは40GB
・液晶は14.1インチの1,024×768ドット(XGA)液晶
・DVD/CD-RWコンボドライブ
・IEEE 802.11b/g無線LAN
・本体重量は約2.3kg
・バッテリ駆動時間は約2時間
・OSはWindows XP Professional
もちろん価格が価格なので、先端のスペックというわけでは無いなりが、ビジネスユースなら十二分に使えるパソコンとなっているなりね。この価格でWindows XP Professionalが標準で搭載されているのもグッドなり。ちなみに、Amazon.co.jpなどで人気のヒューレット・パッカード製の格安ノート「HP Notebook nx9030」(89,880円+7,500分ギフト券還元)は、CPUにCeleron M 350 1.30GHz、256MBメモリ、40GBのHDD、DVD/CD-RWコンボドライブ、15.0インチの1,024×768ドット(XGA)液晶、本体重量が3.2kg、OSはWindows XP Home Editionといったスペック。「VAIO type B SPEC-S」とほぼ同じスペックなりが、違いは液晶がHPのノートのほうが一回り大きいこと、無線LANが無いこと、本体重量が重いこと、OSがWindows XP Home Editionといったところなりか。価格差はギフト券を考えたら2万円近いなりが、機能の差と「VAIO」ブランドに魅力を感じられれば、購入して損のないモデルだと思われるなり。
さて、そんな「VAIO type B SPEC-S」のレビュー記事がインプレスに出ていたのでご紹介を。
「type Bのデザインは『バイオノートZ』を原型としたもので、Zの特徴であったボディサイドの曲線を生かしながら、各所の強度と部品の汎用性を高めた設計となっている」
「エッジの効いたデザインは、ベーシッククラスのノートの中では、抜きんでてカッコいい」
「ボディ自体の皮はマグネシウム合金製で、厚みもそれほどではないが、骨格ががっしりしている印象だ」
「起動しておどろくのはデスクトップで、Internet Explorerとごみ箱の2つしかアイコンがない」
「この製品について、一部では単なる安売りのPCという受け止め方も出ている。VAIOの価値を下落させる製品という評もある。しかし、基本的には、ユーザーの選択肢を広げてくれる製品と前向きに受け止めたい」
全体的にかなり好感触のようで、絶賛されているなりね。ソニースタイルでの販売のみなので、ユーザーの好みに合わせたBTOにも対応している点が魅力的なのは確かなり。コ○助もちょっとサブで欲しくなってきちゃったなりよ……。
とにかく安くて、実用的なノートパソコンを探しているという人は、ぜひチェックしてみて下さいませ。