とはいえ、携帯電話はパソコンに比べたら処理速度も遅いし、画面サイズも小さいので、完全に置き換えるのはまだまだ難しいところ。まあ完全置き換わることをユーザーが望んでいるかどうかも微妙なところなりが、東芝が打ち出したひとつの方向性は、これまで以上に携帯電話のパソコン化の可能性をグッと高めるものになりそうなりよ。
東芝が発表したのは、携帯電話でパソコンを遠隔操作するためのBREWアプリ「ユビキタスビューア」。遠隔操作という発想はそれほど目新しいものでは無いなりが、この「ユビキタスビューア」が凄いのは、パソコンにインストールしてあるソフトを携帯電話から操作することができるところ。WordやExcelといったソフトはもちろん、メールソフトやメッセンジャーなど、ほとんどのソフトを携帯電話の画面内に表示させ、携帯電話から操作することができるなりね。
「ユビキタスビューア」はパソコンの画面を携帯電話のQVGAサイズに最適化するよう自動的にリサイズして表示する機能や携帯電話のテンキー操作をマウスなどの操作に変換して、パソコンに反映させる機能を装備。これにより、出先から自宅のファイルを閲覧するだけでなく、修正もすることができるようになるわけなり。
このBREWアプリは法人向けだけでなく、個人向けにも今年度中に提供される予定。まだ課金方式や価格がどの程度になるのかは発表されていないなりが、それほどバカ高い価格にはならないようなり。出先での作業が多く、自宅や会社のパソコンに保管してある大量の書類をいつでもチェックする必要がある人は重宝しそうなりね。営業職の人などには良さそうなアプリなり。