この成績を受けてメッツも松井稼選手のショートでの起用は厳しいと判断、来季からはセカンドにコンバートされることが決定していたなりが、ここに来て松井稼選手がトレード要員になっているとの報道が地元紙を中心に出ているようなりよ。松井稼選手はメッツと3年契約を結んでいるなりが、決してその地位は安泰では無いなりね。
松井稼選手放出の噂が出ているのは、今オフから新たにメッツのGMに就任したオマール・ミナヤ氏が推し進めるトレードに絡んでのこと。ミナヤ氏は低迷するメッツの改革を断行するべくエクスポズから呼び寄せられた人物で、就任直後から不振を続ける主砲のマイク・ピアザ捕手の放出先を探しているなりね。このピアザ捕手に松井稼選手を加えた2対1のトレードでレッドソックスから大物選手を獲得するべく動いているというなりよ。これはレッドソックスがショートの補強を検討しているために松井稼選手を付け加えるというプランのようなりが、松井稼選手にしてみれば煽りを食うかたちになるなりよねぇ。
さらに驚くのは、ミナヤ氏が松井稼選手が抜けたあとに補強を検討しているのが、ダイエーからメジャー移籍を目指している井口資仁内野手だというなり。なんでもミナヤ氏と井口選手は10年ほど前から面識があるようで、いわば「10年越しの恋人」なのだとか。そのため、井口選手を獲得するために、玉突きで松井稼選手を放出したいのではないか、との憶測も出ているようなりよ。
メジャーリーグでは、日本では「え?」と驚いてしまうようなトレードが日常茶飯事的に行われるところ。まだ噂の段階でしかないなりが、松井稼選手がたった1年でメッツを去る可能性は十分あるかもしれないなりね。松井稼選手にとっても、井口選手にとっても気になるトレードの行方。今後の動向に注目しておきたいところなり。