さて、「新選組!」は三谷幸喜にとっては大きなチャレンジだった作品と言われているなりよね。1年という長丁場、視聴者層が幅広く、決してコメディだけを求めていない大河ドラマ枠、そして語り尽くされた感もある新選組という題材。数々の難題を抱え、当初は三谷幸喜の起用に対する批判も出ていたなりが、現在は三谷幸喜の起用は大正解だったという評価に落ち着いているように思うなり。三谷幸喜自身も今年初頭には批判に苦悩しているようなコメントをしていたこともあるなりが、そんな難産だった「新選組!」の一年を振り返ったインタビュー記事が読売新聞に出ていたなり。
「大河ドラマは子どものころからの夢で、いい経験をさせてもらった」
「こんなに長い仕事はなかったし、これを書くことが日常生活になっていたから、もう書かなくていいんだと思ったら寂しくなって、何をしたらいいか考えてしまった」
「登場した人物すべてに、そのふさわしい退場の仕方で物語の決着をつけたいと思っていたので、死なせ方にこだわった」
「シリアスなドラマをエンターテインメントにどう昇華させるかというのは、作家としてやりがいがあった」
「もし、初めから書き直してもいいと言われれば、書き直したい」」
新選組は隊士が次々に死んでいく姿がまた切ない物語でもあるなりが、これまで喜劇しか書いたことがなく、人の死に様を書いたことが無かった三谷幸喜にとっては、かなり不安があったようなりよ。そのため、かなりこだわりを持って死なせ方を描いてきた、と。コ○助の耳に入ってくる評判では、「その散り方が良い」という声をよく聞くので、上手く描かれているんだろうなぁ、と思うなり。どうなりか? 実際に見ている人は、死なせ方が上手いと感じるところはあるなりか?
次回、11月7日放送の第44回「局長襲撃」を含めて、最終回まであと6話。これまで見てきた人は見逃すこと無きよう、気合いを入れて「新選組!」の最後を見届けてくださいなり。