この作品、日本テレビ系のバラエティ番組「マネーの虎」でおなじみの高橋がなりが企画・製作を務め、「ソフト・オン・デマンド」が製作費3億円、宣伝費2億円の巨費を投じたことはもちろん大きな話題なりが、当時まだ「不幸タレント」のイメージにどっぷりと浸っていたソニンが「遂にアダルトビデオ会社の映画に主演することになったか(AVじゃないけど)」ということでも注目を集めていたなりね(笑)。内容はお色気など全くない、プロレスモノなので「ソフト・オン・デマンド」ということを特に意識しなくても良いようなりが、それでもソニンファンの間では「主演映画」という甘い冠と「AV会社が製作」という実状の狭間で大きく心が揺れたというなり(ソニンファンの友人談)。
「あゝ!一軒家プロレス」は、大日本プロレスが2003年8月に後楽園ホール内に建てられた家を舞台に試合を行った「一軒家プロレス」をモデルにした作品。人気プロレス団体のトップレスラーが憧れのマイホームを建てたものの、新築記念パーティーでの些細なケンカから家が全壊するところからストーリーが始まるというなり。主演はソニンとプロレスラーの橋本真也で、ほかに佐野史郎、粟田麗、ニコラス・ペタス、藤原喜明、片桐仁(ラーメンズ)などが出演しているなりね。自主製作映画のわりには、製作費がかかっているだけあってなかなか豪華なメンツなり。
これまで今年2月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004」で公開されただけのため、お蔵入りの危険性もあったこの作品。高橋がなりは当初「(公開規模が)100館以下は興味ないし、相手に買いに来させなきゃいけない」と豪語していたなりが、現実はなかなか厳しかった様子。でも、ようやく決まった劇場公開なので、ソニンファンのみならず、一風変わった邦画が好きな人も、この機会にぜひ観に行ってみて下さいなり。コ○助もこれは観ておきたい作品なり。