日刊スポーツによると、志太会長は「ライブドアと楽天を機構側が審査して、どちらかが参入出来るならば、うちは手を挙げるつもりはない」と語っており、シダックスが参入する前提となるのはライブドアも楽天もダメだった場合。機構側がライブドアや楽天に難色を示していると言われるのは、球場や周辺設備、選手など一切合切をゼロから用意することができるのか、という懸念が大きいからなりが、シダックスはすでに監督、選手、そして専用球場までも自前で所有しているなりからね。企業としての審査もシダックスクラスならば拒絶する理由が無いだろうし、シダックスが正式に参入を申請したら「来季からはムリ」と突っぱねること自体が無理だと思われるなり。
野球を愛する志太会長が最も不安視しているのは、セ・リーグ6球団、パ・リーグ5球団という変則的なカタチでリーグが運営されること。この点に関して「その形ではプロ野球人気が下がってしまう。非常に不安。それを回避するためにも、野球を愛する者として何とか協力したい」と語っており、選手会の希望とシダックスの考え方がまさに合致しているわけなり。これだけハッキリと明言しているので、ライブドアや楽天が最悪来年までに間に合わなかったとしても、シダックスの参入で来季もセ・リーグ6球団、パ・リーグ6球団を維持できる、ということになるかもしれないなりね。
プロ野球はストライキには突入してしまったなりが、新規参入に関してはライブドア、楽天、シダックスといろいろパターンが出てきただけに、悲観的になる必要は全く無し。世論は完全に選手会を、そして来年からの新球団の参入を支持しているだけに、粘り強い交渉を続けて、なんとか納得の行く方向にプロ野球を導いて欲しいものなり。