簡単に「SPH-V5400」の機能・スペックをまとめてみると。
・1.5GBのHDDを搭載(東芝製の0.85インチHDDを採用)
・100万画素のカメラ機能
・MP3形式の音楽ファイル再生機能
・FMラジオチューナーを搭載
・CDMA2000 1x EV-DO向けの端末
・デュアルスピーカーを搭載
・TV出力機能を装備
・メインディスプレイは240×320ピクセルのTFT液晶
・サブディスプレイは128×128ピクセルの有機EL液晶
せっかくの大容量HDD搭載なのに100万画素しか画素数がないのはもったいないなりが、MP3の再生機能やFMチューナー搭載など、マルチメディア機能充実の端末となっているなりね。確かに、MP3を再生することを考えたら、これくらいの容量が欲しくなるのは必然かもしれないなり。
ところで、HDD搭載となると気になるのは「衝撃に弱いのではないか」という点と「電池持ちが悪くなるのではないか」という点。この2点はPDAにおいても懸念事項とされ、HDDの採用が見送られてきた経緯があるなりが、Samsungの説明によれば「30センチ以内なら落とした場合の衝撃に耐えられるよう試験を重ねている」「バッテリーの持ちも、HDD非搭載端末よりは若干劣るがそれほど変わらない」と、それほど重要な問題とは捉えられていないようなり。でも、3センチの高さって、結構低め。1メートルくらいの高さから落下しても大丈夫! くらいの太鼓判を押してくれないと、怖くてコ○助は持ち歩くことができなそうなりよ。落とした瞬間にHDDがクラッシュして、データが吹っ飛んだ……なんてことになったら、いつも使うものだからこそ、衝撃が大きいように思うなり。
ま、Samsungにしても、「SPH-V5400」は将来を見据えた実験機的な位置づけのようなので、問題点を徐々に修正しつつ、今後のHDD搭載携帯電話に活かしていって欲しいなりね。日本ではいつ頃HDD搭載携帯電話が出てくるなりかねぇ。欲しいような、別に必要ないような。