そんな「東京事変」の結成された経緯や、椎名林檎の「東京事変」にかける思いなどが綴られたインタビュー記事が、「東京事変」の公式ページに出ていたのでご紹介を。これがなかなか興味深い内容なりよ。
「(東京事変結成を目論んだのは)雙六エクスタシー・ツアーのメンバーを決める時だから一昨年ですね」
「メジャーの地にいながら、今回、正式にバンドを組ませて頂いたことは、私にとってデビュー前からの目的だったんです」
「今にして言えることは、1stアルバムから3rdアルバムまでは、私にとってバンドでやるためのプレゼンテーションだったっていうことです」
「自分ですごく苦しくなっちゃったのが『勝訴ストリップ』の時で、あの頃、変な女扱いされたじゃないですか。それで思わず“うるさい! そんな女、いるわけないじゃん!”って今にも言いそうになったんだけど、種を蒔いたのはこっちですから、ホント苦しかったですね」
「もうね、“ここにこだわったんですよ”っていうところが一切ない音楽しか作りたくないんですよ」
世間的には椎名林檎が世に出るきっかけとなった1st「無罪モラトリアム」も、200万枚以上のセールスを挙げた2nd「勝訴ストリップ」も、「バンドでやるためのプレゼンテーション」と言い放つあたりが、さすが林檎節。バンドからソロに転向する人は多いなりが、ソロからバンドというのは、あまり例がないなりよね。「東京事変」が実際にどの程度ファンに受け入れられるかは未知数なりが、椎名林檎の音楽であることには違いないので、「幸福論」からずっと椎名林檎を聞いているコ○助としても、どんな新しい一面を見せてくれるのか楽しみにしているなりよ。
ちなみに、10月20日には第2弾のシングル「遭難」、11月にはアルバムが発売されることがすでに決まっているなりね。立て続けのリリースで、今年下半期、年末にかけて「東京事変」旋風が起こるかどうか。注目しておきたいところなり。