野茂投手が今季ここまで成績が悪いことについて明確な理由は分かっていないなりが、昨年オフに右肩を内視鏡手術した影響という説が有力とされているなり。そういえば成績が著しく悪かった1998年、あの時も前年オフに右ひじを手術していたなりね。野茂投手は長年右ひじに痛みを感じながら騙し騙しで投球を続けていたなりが、1997年に意を決して手術。この手術の結果、悩まされてきたひじの痛みは消えたものの、それまでの投球感覚とのズレに戸惑い、調整が難航した、という話をしていたように思うなり。ひょっとすると、今季も同じような調整の難しさに悩んでいるのかもしれないなりね。
とはいえ、そこは厳しいメジャーの世界。今季、このまま復活を遂げることなく不本意な成績で終わってしまえば、当然残された道は解雇かトレード、ということになると思うなり。ただ、年俸も高く、年齢的にも厳しい評価を下されるであろう野茂投手を積極的に獲得しようという球団は現れにくいと考えられるため、解雇される可能性が高そうなりか。手術後の違和感さえ拭えれば、きっとまた復活できるはずなのに……と思っていたら。どうやら日本ハムが獲得に動くというなりよ。日本ハムは今季の新庄剛志外野手フィーバーで味をしめたのか、元メジャーリーガーを集客の目玉にしたい考えのようで、野茂投手はまさに適役と睨んでいるようなりね。
一つ問題なのは、野茂投手はメジャーに渡る際に、近鉄の任意引退選手となったため、日本球界復帰には近鉄の許可が必要になること。また、野茂投手本人にも日本球界復帰の意思があるのかどうかがポイントになりそうなり。あとは今季900万ドルとも言われる年俸。ディスカウントしたとしても数億円を捻出することができるのかどうか。問題は山積みではあるなりが、日本球界復帰となれば、これはまたかなり盛り上がる要素にはなりそうなりよね。オフの話なので当分先の話なりが、野茂投手と日本ハムの動向に注目しておきたいところなり。