「(球界再編の流れは)筋書きができていて、スタートしたんだろう」
「(巨人のような)給与体系がプロ野球を危うくしている」
「(自分が巨人のGMなら)今の半分のお金で勝てますよ。人は、育てれば育つんです」
「(日本のプロ野球の)主導権はすべてナベツネさんだからね。この人の頭の構造を変えないと」
「今回は改革のいいチャンスなのに、このまま1リーグ制になると実のある改革は何もなし」
この広岡氏の発言は週刊文春に掲載されたスポーツジャーナリストの二宮清純氏との対談のものなりが、二宮氏も球団合併、1リーグ制移行には反対の立場を取っているため、なかなか辛辣な意見が飛び交っているなりね。ちなみに、二宮氏は自身が主宰するサイト「SPORTS COMMUNICATIONS」のコラムの中で、球団合併について「最初に頭に浮かんだのが『終わりの始まり』という言葉だ。私たちの愛したプロ野球はどこへ向かうのか……」「なぜパイを拡大しようとしないのか。市場を開拓しようとしないのか。球界は座して死を待つのではなく、夢のあるビジョンを提起すべきである」と語っており、今の流れを憂いている一人なりね。
今回の騒動は、あまり野球に興味のない人にとっては「なぜそこまでファンや選手が合併を拒絶するのか」という根本的な部分を理解しにくいかもしれないなりが、野球を愛する人ほど、強硬な反対意見を持っているように思うなり。どんなにファンの声が大きくなろうとも球界再編の流れは止まりそうも無いなりが、まだ最終決定ではないし、最後の最後まで抵抗していきたいなりね。