堤オーナーが語ったところでは、現在のところ西武、ダイエー、日本ハム、ロッテの4球団の中でどの球団同士が合併できるかについて協議しており、9月までには結論を出すのだとか。相変わらず応援するファンや現場の選手の意向は全く無視なりが、パ・リーグ消滅に向けてのカウントダウンは間違いなく始まっているなりね。ちなみに、この場では堤オーナーは「西武の合併の可能性も含めた協議」という趣旨の話をしていたので、もしかしたらウルトラCの西武とダイエーの合併、なんてことも可能性としてはあるのかも。西武とダイエーが合併したら、確かに巨人に対抗しうるような強力な球団になるかもしれないなりが……。
こうしたオーナー陣の性急な動きに対し、当然選手からは不満が続出。選手会会長のヤクルトの古田敦也捕手は「僕らの知らないところで、いろいろと話が出来上がっているんだなあ、と思った」。横浜の佐々木主浩投手は「決まるのが早いですよね。何とかならないんですかね。ファンに見てもらってお金をもらっている。ファンのことも大事にして欲しい」。近鉄の選手会長の礒部公一外野手は「オーナー会議の結果を聞いて、すごく残念だ。全然、選手会のいうことを聞いてくれない」。なんだか一連の球団合併、1リーグ制移行への話は、選手会とファンの無力感だけが漂っているなりよね。佐々木投手じゃないなりが、本当に何とかならないなりかねぇ。
あちこちで「もう野球は終わり」という声を耳にするなりが、このままでは来年以降も応援しようという気力が湧いて来ない人も多いのでは。ファンも選手も置いてけぼりの球界改革に一体何の意味があるというのか! と声高に叫んだところで、淡々と進む合併話。長年野球を楽しみ、応援してきた一ファンとして、寂しくて仕方がないなり。