東京六大学のスターから巨人にドラフト1位で入団。1年目から6年連続でゴールデングラブ賞に輝くなど、間違いなく球界を代表する選手である高橋由伸外野手。昨年までの打撃成績も、通算742試合に出場し、打率.305、150本塁打、453打点と、「打って良し、守って良し」と非の打ち所がない選手に成長している。

そんな巨人の生え抜きスター選手の高橋由選手だが、ドラフトに指名される直前、本当に直前まで、希望球団は「ヤクルト」と言われていた。逆指名が発表されるまでは、どの球団を指名するかについてはマスコミ各社が独自の取材や憶測で記事を書くものだが、どこのマスコミも「高橋由伸はヤクルト入り濃厚」と報じていたのだ。当時、最終的に逆指名候補として挙がっていた球団名はヤクルト、西武、そして巨人。当初は中日、広島、日本ハムを除く9球団が獲得に動くといわれていたが、最後まで積極的に動いていたのはこの3球団だった。

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