今作の「白い巨塔」の和田行プロデューサーは、江口洋介主演で話題となったドラマ「救命病棟24時」を担当したプロデューサー。原作の山崎豊子さんの元には「白い巨塔」のドラマ化について複数のオファーがあったようなりが、「救命病棟24時」で真剣に医療現場の現状をとらえた和田プロデューサーに信頼を寄せ、「白い巨塔」のリメイクを委ねたのだとか。
和田プロデューサーは中学生のときに田宮二郎版の旧作を家族と見て「独特の空気感」を感じた経験を持つというなり。「白い巨塔」をリメイクしようと思ったきっかけは、長年続いたポップなドラマが閉塞状態だったことと、医療過誤事件が相次いだ社会背景から「今こそ『白い巨塔』だと思った」。まさにナイスタイミングなり。
「気持ち的にはリメークではなく新作として作っているつもりだが、前作と比較されているうちはまだダメなのかな?」
「だんだん手抜きになったとは言われたくない。最後まで視聴者を裏切らない作品を作る」
視聴率もうなぎのぼり、最終回には30%にも届くのではないかと思われる「白い巨塔」。あまり周囲では「期待はずれ」「面白くない」というネガティブな意見を聞かないので、見ればきっとハマるはず。まだ一度も見たことが無い人は、ビデオでぜひ一度見てみることをオススメするなり。