コ○助たちはいつも開門と同時に入る感じで競馬場に向かっていたなり。そうしないと、芝生の特等席がなかなか押さえられないなりよ。折しも世の中競馬ブームの頃。家族サービスと称して競馬場にやってくる家族、競馬をオシャレなものと考えてやってくるカップル、そんな人たちよりも先に芝生の良い場所を押さえるべく、必死に早起きして出かけたものなり。あくまでコ○助たちはお馬ちゃんを見るのがメインだったので、楽しく、のんびりお馬ちゃんが見られる場所が押さえられないと意味がなかったなりね。
競馬場って、本当にのんびりできるなりよ。午前中から行って、芝生にゴロンと寝転がって、ボーっと空とお馬ちゃんを眺めて一日を終える。お馬ちゃん好きのコ○助には至福の時だったように思うなり。今となってはできない時間の過ごし方なりねぇ。贅沢なり。
一日中競馬場にいて、しかもそれがほぼ毎週のこととなると、「当然」馬券は買えないと分かっていても、ちょっと買ってみたくなるのが若気の至りというもの。ご想像にお任せしていたなりが、やっぱり告白しておくなり。あくまでも競馬場に行くのは馬券を買うためではなかったなりが、友人との間で「好きな馬」「面白い名前の馬」の単勝馬券だけ買っても良いというルールができていたなりよ。単勝馬券は馬の名前が印刷されるので、100円でも買っておけば記念になるかな、と。
今でもコ○助の机の引き出しには、当時の単勝馬券がひっそりと収められているなり。「パパパワー」「ラブレター」「コウマンサウンド」「チェリーコウマン」などなど、まあよく数百万から数千万円もするであろうお馬ちゃんたちに、こんな愛着も湧かないような名前付けるなぁ、と。本当に不思議だったなりが、今でもやっぱり不思議でしょうがなりなりよ、このセンスが(笑)。
で。話がえらい遠回りしたなりが、「珍馬名 名鑑」というページ。ここには珍しい変な名前のお馬ちゃんの名前が紹介されているなり。「アッパレアッパレ」「イイコトバカリ」「オジサンオジサン」「コレデイイノダ」などなど。競走馬の名前は馬名審査という厳しい審査を通過しているはずなりが、変な名前のお馬ちゃんがたまに出てくるなりよ。なかなか実際にこれらのお馬ちゃんたちが走っているのをお目にかけることは無いと思うなりが、こういった面白い名前のお馬ちゃんを見かけたら、ぜひ場外馬券場でも良いので単勝馬券を買っておくことをオススメするなり。きっと自慢できること間違いなし……いや、できないかもしれないなりが、何となく記憶に止めておきたいじゃないなりか。
競走馬に名前を付けるというルールが変わらない限り(決して変わらないと思うなりが)、今後も生まれてくるであろう珍馬名たち。どんな面白い名前が出てくるのか、これからも楽しみなりね。