春一番とは、この時期に吹く強くて暖かい南風のことで、春の訪れを告げる風として、1950年代にテレビの気象ニュースで呼ばれはじめたそうな(北海道にはないらしい)。毎年、春一番の日は、見ちゃいけないと思いながらも、スカートの女性が前にいるときに風が吹くと「むむむむむ」と期待してしまうのだ。いや、見たってどうしようもないんだけど(笑)。しかしこの風、別名「春嵐」「カラシ花落とし」と呼ばれ、安政5年に九州の玄界灘で53人の犠牲者を出したのをはじめ、海難事故や雪崩を起こすものとして昔から恐れられていた。海にたずさわる人や登山する人はくれぐれも注意してほしいのだ。
春一番の翌日は真冬並の気温になるらしいので、明日は防寒に気をつけて出かけましょう。