「百色眼鏡」は短編映画として製作されたなりが、尺が40分と微妙に長いため、カンヌ国際映画祭の短編映画部門の基準を越えてしまうということで、なんと恐れ多くもコンペティション部門に出品するというなりよ。あの、パルムドールを目指すコンペティション部門に。まあ出品するのは自由、あとはノミネートされるかどうかなりが、他の日本映画も虎視眈々と狙っている部門なりからね。なかなか難しいようにも思うなり。
ちなみに「百色眼鏡」の監督を務めたのは、これまで椎名林檎、BLANKEY JET CITY、BUMP OF CHICKEN、鬼束ちひろといったアーティストのプロモーションビデオを手掛けてきた番場秀一監督。鬼才映像クリエイターの丹修一氏のお弟子さんにあたる人なり。具体的にどんな作品を手掛けてきたかというと、BUMP OF CHICKENの「天体観測」や椎名林檎の「真夜中は純潔」といったもの。なるほど、この2つは毛色は全然違う作品なりが、共にインパクトのある良いプロモなりよね。「百色眼鏡」、全編見たくなってきたなり。