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帰ってきた「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展」行ってみた
03/19 12:20 ナリナリ編集部


自然界に存在する数々の猛毒生物たちを展示する「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」が「2(痛)」=「ツー」として池袋のサンシャイン水族館に帰ってきた。水族館行きエレベーターに乗り屋上階に出てしばらく歩くと、毒々しさに溢れた入口を発見する。

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入口に敷かれたかわいらしい黒地に白の水玉模様が付いた円形マット。実は、今回展示されている猛毒エイ「ポルカドットスティングレイ」柄である。「猛毒」展なだけに、一瞬踏むのをためらう。

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今回の「もうどく展2」は前回から展示されている毒生物も一新。そのため前回訪れた人も、新鮮な気持ちで楽しめるはずだ。カーテンを開け、猛毒空間に足を踏み入れよう。

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◎ゾーン1:「魔女の毒薬調合室」

壁にはガイコツや、動物の標本、怪しげな装飾品に本などが置かれており、紫の光が神秘性と怪しさを醸し出している。展示テーマは「防御するための毒をもつ生物」となっている。入った瞬間に目を引いたのが、シュワシュワと煙が吐き出されている水槽。今回の展示のトップバッターは、猛毒エイである「ポルカドットスティングレイ」だ。

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普通のエイと比べると、白い斑点が目立つ。とても綺麗な姿をしているが、彼らは強力な毒針を持っている。展示で示された毒レベルは「4」。人間が刺されれば重症である。展示されているエイは小柄だが、成長すれば1メートルを超えるという。「ポルカドットスティングレイ」はおとなしい性格で、気持ちよさそうに泳いでいる姿は可愛らしく思える。水の中で出逢ったらうっかり触ってしまいそうである。

しかし水槽の中に転がっている動物の骨や瓶を見ると、このエイが「猛毒生物」であることを再認識させられるのだ。毒生物を巡る際は、各水槽のユニークな装飾にも注目したい。続いて「チョウセンスズガエル」を発見。お腹のところが赤と黒のまだら模様になっている。外敵に襲われた際には、毒々しい模様を見せて威嚇する。こちらの毒成分は詳細が不明なため、毒レベルは「?」となっている。「?」とされると、却って怖く感じられるのは気のせいだろうか。

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個性ある外観をした「ファイヤーサラマンダー」。もしも外敵に襲われれば、毒腺より秒速3メートルで毒を吹き出すという。毒レベルは「4」。かなりの強さだ。名前がとても格好良い。

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“世界最大”のムカデ「ペルビアンジャイアントオオムカデ」。世界最大というだけでも恐ろしいのに、レベル「4」の毒まで持っているとなると手に負えない。獰猛なムカデであり、プラスチックケースを噛みちぎってしまうほど顎が強いという。

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こちらは毒レベル「2」のタンザニアオオヤスデ。こちらも“世界最大”の「ヤスデ」であり、体の節に毒を持っている。毒レベルは比較的低く、人間にとっては患部の腫れを引き起こすくらいの症状で済むという。だから良いというものではないが……。外観は黒々としていて不気味だが、性格は温厚だという。虫も見かけに寄らないものだ。

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◎ゾーン2:「マッドサイエンティストの研究室」

展示テーマは「毒を利活用する生物」。見かけはあまり毒々しくはないが、実は強力な毒を持っているという者が多い。空間のカラーもグリーンとなり、なんだかホッと一息つくような気持ちになるが、油断してはいけない。

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刺胞毒を持つインドネシアシーネットルは毒レベル「2」。触手が長いので、毒を受ける範囲も長くなりがち。

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コバルトブルータランチュラは、ケージの隅っこでじっとしていた。毒レベルは「2」。

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身体を甲羅にひっこめているのはミツユビハコガメ。リクガメの中でも毒を持っているのはこのカメだけ。彼らは毒キノコを食べるので、身体の中で毒が溜まっているのだと言う。自分には毒が効かないのだろうか。毒レベルは「不明」だった。あまり人間が被害にあった症例は無いのだと言う。

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うっかり手が触れると、毒を受けてしまう可能性があるハタゴイソギンチャク。見た目はとても綺麗なので無警戒に触ってしまいそう。毒レベルは「2」。

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ゾーン2を進んでいくと、一際大きなガラスケージの中に毛むくじゃらの生物を発見。奴こそはシマスカンク。強烈な悪臭を放つことで、外敵から身を守るお馴染みの動物である。

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肛門の付近に臭腺を持っており、いざという時に分泌液を噴き出す。この悪臭は、風向きよっては1キロメートル先にまで到達するという凄まじいもので、おかげで大型の動物も好んでは襲わないようである。ここに展示されているシマスカンクは、実は臭腺を除去してある。そのため、もし相対したとしても、分泌液をかけられる心配はない。会場にいたスカンクはスヤスヤ眠っていた。

ちなみに、日本にいるほとんどのスカンクは臭腺を除去済なのだという。とはいえ、当のシマスカンクは臭腺が取られているとは知らないようで、お尻を向けて威嚇することもあるようである。スカンクには悪いが、イメージするととても可愛い。

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さらに、今回の展示の目玉の一つともいえる、「スカンクの刺激臭」体験コーナーがある。香りのプロフェッショナルであるプロモツール会社の匹田愛さん(調香師)が、「臭いを抑えて(重要)」再現させた「スカンクの刺激臭」を嗅ぐことができるのである。クサイ臭いといっても、どれほどのもなのか? と思っている諸兄諸姉にとっては、貴重な体験になることは間違いない。自然界で実際に食らってしまったら大変なことであろう。

用意された穴に鼻を近づけ、ボタンを押して臭いを体験できる。ボタンは自分のタイミングで押せるので、気持ちを落ち着けから押してみよう。

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刺激臭なので、人によってはむせてしまう事あるというので注意。ニンニクや硫黄、焼けたゴムなどが入り混じったような臭いがすると言われているが、実際に嗅いでみると、そのどれもない独特な印象を持った。脳に直接刺さるようなインパクトを感じる。ちなみに、ニンニクやごま油由来の香りが使われているそうだ。サンプルに使っている分泌液は数年間保存されたものだというが、それを弱めてなおこのインパクト。本物のオナラ(分泌液)は絶対に食らいたくない。


◎ゾーン3:「レッドゾーン」

スカンクコーナーを超えると、そこは真っ赤な空間。

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テーマは「死亡例のある生物」。まさしく人間にとって危険度極大の毒生物たちがズラリと並んでいる。考えようによってはこれほど怖い空間は他にないだろう。ケージの中にも髑髏が積み重なり、レッドゾーンの毒生物達の危険度を表している。ここに展示されている生き物の毒レベルはMaxの「5」。死に至る程の強さを持つ毒であり、実際に人間の死亡例も確認されている。

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ここにも体験コーナーが設置されており、猛毒を持つエラブウミヘビの剥製に直に触ることができる。エラブウミヘビは、沖縄などのサンゴ礁に棲んでいるコブラ科のヘビ。大人しい性格をしているものの、その毒は超強力。「レッドゾーン」に展示されている通り、噛まれれば死の危険がある。

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展示では穴から指を通して剥製に触ることができた。エラブウミヘビが毒を持っているのは上顎のところである。剥製とはいえ、ちょっとだけドキドキする。

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今回の「もうどく展」は、体験コーナーが設置されているので、より毒生物たちを身近に感じることができる。恐ろしいとわかっていても「もうどく展」を見に来てしまった人なら、きっと楽しめるはず。会場の「毒々しいBGM」も相まって、五感を刺激される時間となるだろう。

会場では「もうどく展」ならではのグッズも販売されている。あのスカンクのヌイグルミもあった。ちゃんと尻尾をピンと立てて、威嚇&発射の準備をしているようだ。もちろん、ヌイグルミに臭いはついていないので、安心安全だ。

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また、カナロアカフェでは、ポルカドットスティングレイケーキ、デトックスヨーグルトなど、「もうどく展2」で紹介されている生物や、毒をモチーフにしたメニューも用意されている。同じ毒を持っていても、見た目からして毒々しかったり、地味な外見でありながら猛毒を持っていたりと、テーマごとに特徴のある毒生物が楽しめる展示だ。空間も趣向が凝らされおり、恐怖感が引き立てられている。

自然界では距離を置きたい彼らだが、ここではあえてグッと近づいてみよう。


2017/3/16(木)〜2017/6/25(日)


10時00分〜20時00分
※最終入場は終了30分前


サンシャイン水族館(特別展示場)


単館入場600円

※状況により展示生物は変更になる場合があります。

※この記事は、情報サイト「イベニア」編集部が執筆したものです。同編集部の許諾を得て掲載しています。




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