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乙武氏「障害者だって悪いことしたら叩かれる」
01/10 17:17 ナリナリ編集部


乙武洋匡氏(40歳)が、1月9日に放送されたニュース番組「AbemaPrime」(AbemaTV)に出演。昨年、大きな注目を集めた不倫騒動後の胸中を告白した。

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この日、ウーマンラッシュアワーの村本大輔と元NHKアナウンサーの堀潤と共に、お酒を交えながらニュースを語り合う「居酒屋むらじゅん 酔いどれニュース道場」のコーナーに登場した乙武氏。村本たっての希望が叶い実現した今回の企画だったが、当の村本は元日からインフルエンザに感染してしまい収録に参加することができず、急遽、乙武氏、堀、博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏の3人でのニュース談義となった。

一連の不倫騒動を振り返った乙武氏は「自分の人生にとってはもうちょっと先になってみないと評価できないけど、世の中的には良かったかなと。障害者がここまでフルスイングで叩かれることって今までなかった。障害者は弱者であり皆で擁護しなければいけない存在だというのが暗黙の了解だった。それが、障害者だって悪いことをしたら叩かれるんだよ、という先行事例になった」と語った上で、「それでも僕の人生は続いていくので、いろんな仮面を脱ぎ去って素でやり直していこうかなと思う」と続けた。

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ここで、欠席の村本がどうしても聞きたかったこととして、堀に預けた質問を尋ねることに。村本からの「僕は差別のない世の中に違和感があり、一つの差別を無くせば、また一つ違う差別が生まれていくような気がします。どちらが上下なんか言っていないのに、差別の差にみんなが勝手に下の表現だと思い込んでいるような気もするし。乙武さんの意見が聞きたいです」という質問に対し、乙武氏は「違いがあることは当然であり、その違いを否定するのはおかしいのではないかというのが村本さんの考えには僕も賛成。でも、一般的に我々日本人が差別という言葉を使うときは、一定の人々をその人がその種族であるという理由で蔑むことであるので、それはきちんと是正していく必要があると思う」と答えた。

また、そういった差別や偏見に基づいた表現を中立的なものにすべきとして近年注目されている考え方“ポリティカル・コレクトネス”について乙武氏は、「僕にとって一番身近なポリティカル・コレクトネスは障害者の“害”の字をひらがなの“がい”にしていこうというもの。その中で、漢字のまま表記にしている人に対して、おかしいと指摘するのは、僕は違うんじゃないかなと思っている」と、それぞれのポリシーを尊重して価値観を押し付けないことが重要だと語った。

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そして「メッセージなり、商品なり、ものを世に出していく人が臆病になりすぎている。恋愛ドラマだって失恋したばかりの人が見たら不快に思うかもしれないし、万人が傷つかないものなんてありえないのに、それを恐れて全部避けていったら何もできなくなる」と、自身の意見を述べた。

これを聞いた堀から「失恋というのは乙武さんのことですか?」と聞かれると「失恋というか、僕もいま幸せなホームドラマを気持ち良く見れるかと言われると見られない」と、複雑な心境を吐露。また「前田あっちゃん(元AKB48の前田敦子)の名言、僕にも重なるところがあって、乙武を嫌いになっても良いけど、障害者のことは嫌いにならないで下さい。僕は障害者を代表してない。早く乙武2号でも3号でも出てきてもらって、引退したいですよ」と、自身の他にメディアに出て障害者の状況を発信していく人が現れない状況を嘆いた。

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この対談の様子を見たスタジオの村本は「乙武さんのことをみんな、障害を乗り越えて戦っていてキラキラしていると思うじゃないですか。そういう人が『不倫をした』という大義名分で叩かれている。普段からふざけている芸人が不倫をしてもマークされないのに」と、同じ不倫でも叩かれる人と叩かれない人がいる現状に疑問を投げかけていた。

なお、乙武氏との対談の続きは、次週1月16日(月)21時からの「AbemaPrime」で放送予定。




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