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スーパーの商品価格がいきなり5倍に、理由は?
01/02 06:09 ナリナリ編集部


毎日買い物をしているスーパーで、食材や日用品がいきなり5倍の価格になったら……。先日、米カリフォルニア州サンフランシスコのあるスーパーで、そんなドッキリが仕組まれ、買い物客を驚かせました。でもこのドッキリ、実はアメリカの社会問題を浮き彫りにして、それを人々に疑似体験してもらおうという狙いだったのです。

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サンフランシスコを拠点に活動するチャリティー団体「Tipping Point Community」が公開した動画には、Nob Hillという高級住宅街にあるスーパーで、突然、何の予告もなしに商品が5倍の価格になってしまったという設定で、何も知らない買い物客の反応がカメラに収められています(https://www.youtube.com/watch?v=0scsgf2XhVQ)。

レジで支払いをする時に「いつもの値段と違う!」と気がつくのですが、買い物客はまず困惑の表情。そんな買い物客の様子を見つつも、レジに立つ男性は「えーっと、ほうれん草のパックが25ドル、バターが27ドル45セントで……」と落ち着いた口調で説明します。このほかにも、スープが50ドル、牛乳が24ドル40セントと、全てがとんでもない価格につり上がっていたのです。

理不尽な価格高騰に怒り、出て行ってしまう人もいたようですが、それでも説明が聞きたいと食い下がる買い物客に、レジの男性は身につけていたバッジを指差し、「今日は、Poverty Line Pricesの日なんです。全部5倍の値段なんですよ」。

サンフランシスコに住む家庭の平均年収は121,000ドル(約1,415万円)。いわゆる貧困層とみなされる家庭の年収24,000ドル(約280万円)の約5倍です。そこで、生活必需品の価格を5倍にすることで、その貧困層の生活の苦労を少しでも知ってもらいたいとTipping Point Communityは考え、このサプライズを計画したのでした。




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