
ウィノナ・ライダー、過去の窃盗事件をついに自ら語る。
2007/07/21(Sat) 11:05
「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」(1993年)、そして「若草物語」(1994年)と、古典文学を映画化した作品での演技が高く評価され、若手女優としては実力ナンバーワンだと評価されたこともあるウィノナ・ライダー。しかし2001年に、ロサンゼルスで万引き行為を行ったとして逮捕され、その後は女優業から遠ざかった彼女。残念なことにその後、彼女の姿を劇場スクリーンで観る機会が、すっかり少なくなってしまいました。 しかしライダー、昨年から活動を本格的に再開した模様。昨年は2本、そして今年も3本の出演映画が公開になりました。そしてプロモーションのためのメディア露出も増えてきた今日この頃。先日ファッション誌「ヴォーグ」でもインタビューに答えていたのですが、興味深いことに例の窃盗事件について、6年の歳月を経て始めて言及しているのです。 彼女によると、あの当時は腕の骨折の痛みを和らげるために鎮痛剤を服用していたとのこと。その副作用で頭が混乱しており、結果として万引き行為をしてしまっただと弁明しています。事件に対しては 「罪の意識はあまり感じなかったわ。だって人を傷つけたわけではないし。もし誰かにケガを負わせたりしていたら、まったく別の話だったと思うの」 と説明。また事件直後から今まで、本人からひとこと事件についてコメントをしなかった理由は 「騒ぎが収まるまで、ずっと黙って待っていようとしていた」 からだそうです。6年も待つ必要はなかったと思うけど、まあ彼女の中で事件を消化するのにそれだけかかったということなのでしょうか。 罪の意識はあまりないものの、でもやっぱり事件のために注目されたことは本当に恥ずかったらしく、その後は家族の住むサンフランシスコに引っ越して静かな生活を心がけたそう。仕事をしなかったもの、業界から「ほされた」ワケではなく、自ら自粛したのだと強調。ちょっとばかり、プライドの高さを感じさせるコメントでもありますが(笑)。 でも事件の後、沈黙を守り抜き、かなりの時間をかけて女優業の建て直しをしてきた彼女の努力は評価すべきかも。どこかの誰かのように刑務所から出てきた瞬間に、「もう、私は生まれ変わったの」とかいいながら、ハワイで大騒ぎしているよりは、よっぽどマシじゃないかと……。え、それが誰かって? そのへんはご想像にお任せします(笑)。

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