男同士のフィギュアスケートをテーマにしたコメディが1位、週末北米映画興行収入。

2007/04/03(Tue) 13:42

（このコラムには映画のネタバレが含まれている可能性があります。ご注意下さい）

米国で今現在、一番認知度の高いコメディ俳優といえばウィル・フェレルではないでしょうか。人気長者番組「SNL」出身で、ぬぼっとした風貌ながらそのギャグは、かなり子供っぽいお下品さが満載（笑）。人によって好き嫌いはあると思いますが、ここ数年ブレイクしてノリノリのスティーブ・キャレル（「40歳の童貞男」）よりも、ひとつ格が上じゃないかと。

そのフェレルと、かなりコアなインディー映画「ナポレオン・ダイナマイト」で主役を演じ、まったくの無名から突然サブ・カルチャー的アイコンとなった若き俳優、ジョン・ヒーダー。この2人が共演する新作 "Blades of Glory" は、なんと男同士の「ペア」フィギュア・スケートのお話。以前からライバル意識丸出しだった男性スケーター同士が、とある選手権で同点1位となり、そのメダル授与式で観客らを無視して大喧嘩。そのプロらしくない行動で、スケート協会からメダルの剥奪および、永久追放を言い渡されてしまったのでした。

しかしその後、個人競技では大会に出場できないけれど、「ペア」としてなら堂々と選手権に出られることがわかった2人は、お互いに対する険悪な感情はとりあえず置いておいて、優勝へ向けて練習を始めるのです。果たして野郎だけのペアでも、氷上に美しい芸術を花開かせることが出来るのか！？

……しかし一体どういう設定なんだか（笑）。理解できないだけに絶対観に行こう、とウォール真木は心に決めております。

【今週末の北米週末興行ランキング】
原題映画タイトルのみ （カッコ内は週末収入 -単位：万ドル-）

1. Blades of Glory ($3,300)
2. Meet the Robinsons ($2,506)
3. 300 ($1,116)
4. TMNT ($916)
5. Wild Hogs ($839)
6. Shooter ($800)
7. Premonition ($510)
8. The Last Mimzy ($400)
9. The Hills Have Eyes II ($393)
10. Reign Over Me ($370)