カンタン&激ウマ! 自作バター

2005/01/07(Fri) 03:27

 なにかと使う機会の多いバターですが、料理やお菓子作りが好きな人ならともかく、自分で作ったことがあるという経験を持つ人はあまり多くないと思います。お店で売っているバターは種類も豊富ですし、価格もかなり安いので、なかなか自分で作ってみようと思うことは有りませんよね。

 でも、自作するといろいろなアレンジバターができて、これがとても楽しく、実に美味しいのです。しかも作り方は超簡単、そして必要な材料も超シンプル。いったい、どのようにすればバターが作れるのか、まずは順を追って説明していくことにしましょう。

カンタンなバター作り

 そもそもバターとは何なのでしょう。バターとは、牛乳に含まれてる「乳脂肪」を凝縮して固めたモノのこと。乳脂肪(脂肪球)をぶつけるとタンパク質の膜が壊れて中から脂肪分が出てくるのですが、その脂肪分を集めるとバターが出来上がるわけです。「ぶつける」「壊す」。これが自作バターのポイントでもあります(笑)。

 バターを自作する場合には、牛乳ではなく、生クリームを使います。植物性のモノや、ホイップクリームではなく、動物性45%以上のモノを使います。


動物性のものを用意

調理器具はこれだけ

 まず、用意したボウルに生クリームを出します。量は適当で結構ですが、今回は750mlほど使うことにしました。


ボウルにあけます

かくはんスタート

次第に粘ってきます

 ボウルにあけたら、あとはひたすらかくはんします。ただただ、ひたすらかき混ぜるのです。そう、実はバターを作るのに必要な作業はこれだけ。かき混ぜ続けるという、力仕事だけなのです。


ボウルを逆さにしても平気

さらに進めるとボロボロに

水分を捨てながら続行

 ケーキで使うクリームの固さを越えてくると、次第にボロボロになってきます。どんどんかき混ぜると水分(バターミルク)が出てきますが、これを捨てながらひたすら混ぜ続けます。「かき混ぜる→水分が出る→水分を捨てる→かき混ぜる」という作業を黙々と続けていくわけです。


ヘラでまとめます

氷水で洗います

取り出せば完成!

 完全に水分と固形物に分かれてきたら、それが完成の合図です。ヘラで固形物をまとめて氷水でサッと洗えば、これでバターの完成です。時間にして、頑張って25分程度。腕の筋肉を付けるための運動としては効果的ですね(笑)。ちなみに、完成したものは無塩バター。塩を加えて練り込めば、当然有塩バターになります。そこら辺はお好みで。

超カンタンなバター作り

 見ていただいた通り、バターの自作は非常にカンタン。でも、実は今まで見てきた方法以上に、カンタンな方法があるのです。つまりは超カンタン。必要なものは次のとおりです。


動物性のものを用意

空の1.5Lペットボトル

 さあ、今度は洗い物も一切出さずにバターを作ってみましょう。「こんなにカンタンなのか!」と、目から鱗なこと間違いなしです。


残してあった250mlを投入

ひたすら上下に振ります

変形しても気にしません

 1Lの生クリームパックのうち、750mlは先に使ってしまいましたので、ペットボトルには残った250mlを投入。あとはひたすら、ただひたすらペットボトルを振り続けます。振っているのがペットボトルなので、どんなに変形しようとも、お構いなしで一心不乱に振り続けます。


クリーム状からボロボロに

下に固形物が溜まります

カタチになってきました

 かき回していた時と同様、最初は粘りが出てクリームのようになりますが、それを通り越すとボロボロの固形物と水分に分離されていきます。水分はたまり始めたら捨て、再び振ってという作業を延々と繰り返していくと、次第に固形物だけが残るようになってくるのです。これで大完成。


ペットボトルを切って

氷水で洗います

アレンジバターを作ってみよう!

 今までの作業はあくまでもベースのバターを作っていただけ。本当に楽しいのはここからです。完成したバターはピュアなものなので、いろいろなモノと合わせて、たくさんの種類のバターを作ってみましょう。

【オレンジバター】
トップバッターは「オレンジバター」。 オレンジの皮の砂糖漬けで、お菓子によく使われるオレンジピールを混ぜてみました。アクセントでオレンジリキュールの「コアントロー」も少々。
混ぜたもの:オレンジピールを刻んだもの+コアントロー(オレンジリキュール)+バター
感想:コアントローの風味とオレンジの甘酸っぱさが実に素晴らしい味わい。バターのまろやかさと絶妙にマッチしています。


これがオレンジピール

刻んで

リキュールを少々

完成

【ストロベリーバター】
次に、ドライストロベリーを混ぜた「ストロベリーバター」。「オレンジバター」同様、フルーツとバターの相性はバッチリなので、ほかのドライフルーツでも美味しくできそうな感じです。
混ぜたもの:ドライストロベリーを刻んだもの+バター
感想:バターにクセがなくてクリームのようなので、フルーツとよく合って美味。おやつにも良さそうです。


ドライストロベリー

刻んで

バターと混ぜます

完成

【紅茶バター】
紅茶の風味を効かせたバターにも挑戦してみました。まず、ティーパックの紅茶をかなり濃い目に抽出し、それをバターと混ぜていきます。紅茶の茶葉をいろいろと変えるだけでも、アレンジの種類が広がって楽しそうですね。
混ぜたもの:濃い目に抽出した紅茶(種類は何でも)+バター
感想:クリーミーなバターと紅茶が組み合わさると、ロイヤルミルクティーのような風味になりますが、ロイヤルミルクティーよりもグッとコクがあって美味しいです。


濃い目の紅茶を用意

バターを投入

バターと混ぜます

完成

【ガーリックバター】
市販されているのもよく見かけますが、せっかくなのでガーリックバターにも挑戦してみました。クラッカーに載せるよりも、ガーリックバターが引き立つモノを……と考えた挙げ句、たまたま転がっていたジャガイモをふかして載せてみることに。
混ぜたもの:にんにく+醤油少々+バター
感想:とにかくうんまい! 普通のジャガバターよりも数段上の味。用意できれば、サッとお肉を焼いて載せてみたかったです。


醤油とにんにくを

バターと混ぜます

ジャガイモに載せて完成

【バジルバター】
ガーリックバター同様、ふかしたジャガイモに載せられるものを……と考えて即席で作ったのがバジルバター。こういうおかず系のバターは、お酒のおつまみにもなりそうですし、男性でもやってみよう! と思う動機付けになるかもしれませんね。
混ぜたもの:バジル+バター
感想:ガーリックバターほどのパンチは無いものの、うんまい。これもお肉を焼いて載せて食べたいところ。


バジルを出して

バターと混ぜます

ジャガイモに載せて完成

【チョコチップバター】
再び甘いバターを。今度はチョコチップと合わせてみました。バターとチョコなんてコテコテの組み合わせですが、お菓子では定番の組み合わせ。合わないわけがありません。
混ぜたもの:チョコチップ+チョコレートリキュール+バター
感想:バターがとにかくクリーミーなので、チョコとの相性がバツグン。バターのとろけるような食感と、チョコチップの固形感が絶妙にマッチ。


チョコレートリキュール

たらりと入れて

バターと混ぜます

完成

 どうでしたか? もちろん、ベースのバターと合わせるもの次第で、アレンジの種類は無限大。甘いものでも、辛いものでも、なんでも美味しいバターができます。ベースのバターを作るところから、アレンジを完了させるまでに費やした時間は1時間程度。ちょっとしたホームパーティーなどで試してみてはいかがでしょうか。きっと大受けすること間違いなしです。


バターご飯にも

バタークッキーにも

並べると美味しそう



 

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