東京ミッドタウンプロジェクトニュース第1号 Narinari.com

東京ミッドタウンプロジェクトニュース第1号

2004/10/17(Sun) 03:24

　2003年4月25日に「六本木ヒルズ」が開業して以来、すっかり「夜の街」から「昼の街」へと変貌を遂げた感もある東京・六本木。IT系の企業を中心に、「六本木ヒルズ」の中核施設である「森タワー」へ本社機能を移転する企業が相次ぎ、今やすっかり昼間人口の多い街となりました。また、開業以来、マスコミに取り上げられ続けたことで、観光で六本木の地を訪れる人が増加。観光バスが「六本木ヒルズ」に横付けしている光景を目にしない日は有りません。

　2006年（平成18年）には、東京大学生産技術研究所移転跡地の一部、約30,000平方メートルの敷地に「国立新美術館」がオープン、さらに2007年（平成19年）には旧防衛庁跡地に「六本木ヒルズ」級の再開発計画である「東京ミッドタウンプロジェクト（仮）」が完成。六本木は向こう5年の間に、文化都市へと、その姿を変えていくことになります。

「東京ミッドタウンプロジェクト（仮）」とは

　東京では数多くの再開発計画が始動していますが、その中でも最大級の計画と言われているのが「東京ミッドタウンプロジェクト（仮）」。国有地跡地の再開発としては過去最大規模で、総事業費は約3,800億円と超ド級。事業者は全国共済農業協同組合連合会、明治安田生命保険、積水ハウス、富国生命保険、大同生命保険、三井不動産の計6社で、商業施設や賃貸マンション、オフィスなど、5棟のビルを建設し、隣接する公園を含めると10.1ヘクタールを複合型の新しい「都市」として再生する計画なのです。（※「六本木ヒルズ」は11.6ヘクタール）

ミッドタウンタワー

全体予想図

　「東京ミッドタウンプロジェクト（仮）」の完成及びオープン予定は2007年3月予定ということで、まだずいぶん先の話ですが、Narinari.comでは2004年10月から「東京ミッドタウンプロジェクト（仮）」の情報をお届けしていくことになりました。実際、工事の進捗状況にあまり変化が無かったり、新しいテナントのニュースが無かったりする期間が続くかもしれませんが、できる限り月刊ベースで「東京ミッドタウンプロジェクト（仮）」の最新情報をお届けしていきたいと思います。

2004年10月現在、入居が決まっている施設・企業

施設・企業名		備考
ザ・リッツ・カールトン		・世界有数の超高級ホテルチェーン・A棟「ミッドタウンタワー」45階～53階
新サントリー美術館（仮称）		・東京都港区元赤坂の「サントリー美術館」が移転・「21世紀型の新しいミュージアムのあり方」をテーマにリニューアル・プレスリリース
富士写真フイルム		・東京都港区西麻布の本社が移転・E棟「ミッドタウンフロント」に入居・プレスリリース
富士ゼロックス		・東京都港区赤坂の本社が移転・E棟「ミッドタウンフロント」に入居