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	    日米のレタスバーガーを食べる
  
	    2004/05/15(Sat) 22:42 
             
            本場アメリカのレタスバーガー         最近、アメリカで大流行のローカーブ・ダイエット。もはや日本でも認知度が高まってきたので説明する必要もないかと思いますが、簡単に説明しておきます。ローカーブ・ダイエットは「太る原因は炭水化物にある!」という定義のもと、これを極力摂取しない食生活を送ることで減量につなげるというダイエット法です。すなわち、パンや米、麺類といった炭水化物に糖分などを抑え、そのぶんたんぱく質、すなわち肉類をたっぷり摂取すると良いらしいのですが……。         ダイエットの効果、学術的証拠はとりあえず置いておくとして、とにかく今アメリカでは、このローカーブ・ダイエットが社会現象となっています。今までアメリカの食生活に欠かすことのできなかったパンやパスタなどの売り上げが激減。代わりに卵や肉類といった食品がものすごく売れているそうです。コレステロールや狂牛病なんてまったく関係ありません。        さて、このローカーブ・ダイエットの流行を受けて競争の激しいファストフード業界も、さまざまな新メニューを開発しています。その中のひとつがハーディーズという全米チェーン店です。以前、Narinari.comでは「ビッグ・マックが他社のハンバーガーを宣伝!?」という記事でも取り上げました。        ハーディーズ(一部では Carl's Jr.という名称で展開している)は良質の「アンガス・ビーフ」を惜しげも無く使用した、重量のあるハンバーガーを販売。しかも、炭火焼で風味がバツグンなのだとか。これがアメリカ人の好みに合い、近年急成長を遂げているファストフード店です。        ここの最新メニューにも、ローカーブ・アイテムが登場しました。通常パンで挟んで提供するハンバーガーやチキンをレタスで包み、炭水化物を5g〜11gにまで減らしているのだそうです。レタスで包むのは噂によると日本ではモスバーガーが既にやっているそうですが、アメリカではハーディーズがその認知度を広めたといったところ。もちろん、美味しさはそのまま!        ということで、ある日のお昼ご飯の時間をちょっと過ぎた午後1時、混雑が過ぎた時間帯を見計らい、ウォール真木はハーディーズに行って参りました。                                         星のマークが目印            |             |                     大きな店構え            |                                                         いらっしゃい            |             |                     手前がローカーブ・バーガー            |                         ふとカウンターを見ると、おじさんがダブルバーガーを注文。ハーディーズのダブルバーガーは肉が300gも使用されている巨大なもの。よくあんな分厚いハンバーガーに食らいつけるなぁ……と、ただただ感心。                                   でっかいおじさん            |             |                     でっかいハンバーガー            |                              さて、私も注文、注文。今回試食するのは「Low Carb Thickburger」と「Low Carb        Chicken Club Sandwich」 のふたつ。もうひとつ朝メニューで「Low Carb Breakfast Bowl」というのがあるのですが、今回は食べられず……。まあ、ふたつあれば十分です。なにせ一人で食べるのですから……。                                   Thickburger            |             |                     Chicken Club Sandwich            |                               ポテトを添えている時点で、もうローカーブではないという噂もありますが……。それはともかく、どちらもかなり分厚いです。パンの厚みが無くても十分ガシッとした持ちごたえがあります。わざわざお店に持参したものさしで、測ってみたところ……。                                             定規を当てると…                                    |                            ご、5センチ!? |                              いっそのこと、小さいはかりでも持っていって、重さも計量してくれば良かったです。とにかく大きい!というのが第一印象。それではお味の方を……。                                         手に持って            |             |                     ガブリ!と            |                               Thickburgerの方は牛肉そのままの味って感じです。ちょっとパサつくのは、アメリカの牛100%のハンバーガーの常でしょう。悪くありません。Chicken        Clubの方は、これがなかなか!チキン自体の味は「テリヤキ」なのではないかと思うのですが、ソースが美味しいです。マヨネーズとも相性がピッタリです。これは合格!!ふたつも食べたので、かなりお腹がいっぱいです。大満足です。フライドポテトは悲しいかな食べきれず、お店の人から紙袋をもらって「お持ち帰り」となりました。 余談ですが、娘たちとシェアしようと買ったレモネードがこれまた巨大で、Mサイズなのになんでバケツみたいな大きさなのでしょうか……。       日本のレタスバーガー        アメリカでの流行を受け、日本にも登場したバンズを使わないハンバーガーは、モスバーガーが提供しています。モスバーガーは一部店舗・数量限定でバンズの代わりにレタスを使用した高級ハンバーガー「匠味レタス」と、4月から期間限定で全国販売を開始した「菜摘バーガー」シリーズの二本立てでレタスバーガーを展開。今回は3種類ある「菜摘バーガー」を食べてみることにしました。                          「菜摘バーガー」シリーズは「菜摘ロースカツ(230kcal)」「菜摘海老カツ(270kcal)」「菜摘フィッシュ(310kcal)」の3種類。「匠味レタス」の具がビーフパテだからなのか、「菜摘バーガー」シリーズの具にはすべて揚げ物がラインナップされています。この3種類はそれぞれ「ロースカツバーガー(365kcal)」「海老カツバーガー(410kcal)」「フィッシュバーガー(440kcal)」としてバンズで挟んだタイプのものも販売されていますが、「菜摘バーガー」シリーズのほうが、当然カロリーは大幅に軽減されています。                    実際に3種類すべて注文してみましたが、なんだか店頭ポスターの写真とずいぶんと見た目が違うものです(笑)。まず、第一にレタスでちゃんとくるんであるわけではない。第二に揚げ具合が違うのか、具の色合いが全く異なる。まあ宣材用の写真なんてそんなものです。        食べてみた感想としては、いずれもバンズが無くてもさほど違和感はありませんでしたが、ハンバーガーを食べているというよりも、単純にサラダを食べているような感じ。具の味をじっくり味わうには、バンズが無いほうが良いかもしれません。問題点としては、レタスがバラバラとしすぎていて、とても、とても食べにくいこと。紙ナプキンなしでは食べられませんでした。モスバーガーのハンバーガーが食べにくいのは伝統的なことなので、さして問題ではないのかもしれませんが。              アメリカでも、日本でも流行の兆しを見せる「パンの無いハンバーガー」。今のところレタスでくるむものしか登場していませんが、ほかのアイデアを具現化した斬新なハンバーガーが登場してくるかもしれませんね。まあ、バンズで挟んでいない時点で、本当にハンバーガーと呼べるのかどうかは微妙なところですが……。  
              
             
             
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