ダイアナ妃のプライベートジュエリー売却、ウクライナの名家が所有

2023/05/13 05:06 Written by Narinari.com編集部

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ダイアナ妃(享年36)がドディ・アルファイド氏(享年42)から贈られたとされるプライベートジュエリーが、オークションに出品される。

ダイアナ妃は、1997年にパリの自動車事故でアルファイド氏とともに亡くなる前の最後の公式行事となった、同年6月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた「白鳥の湖」のガライベントで、このダイヤモンドとパールのネックレスとイヤリングのセットを身に着けていた。

「スワン・レイク・スイート」として知られるこのジュエリーセットは、2008年からウクライナの名家が所有していたが、戦争で荒廃したウクライナでビジネスを維持するのが困難となったため売却を決意。収益の一部を国の再建に寄付することも約束している。

ニューヨークのガーンジーズ・オークショニアーズの専門家は、この宝石の販売前価値を約6億7500万円から約18億5600万円としており、アーラン・エッティンガー社長は、次のように語っている。

「多くの偉人がその姿を消していく中、ダイアナの記憶は今日も、まさに地球上で最も賞賛された女性であった頃と同じように鮮明に生き続けています」
「ダイアナがロイヤルファミリーの一員であったときに身に着けていたジュエリーは、王室から貸し出されたものですが、『スワン・レイク・スイート』は彼女のために特別に作られたものです」
「彼女はデザイン過程の一部でした。これは、彼女のジュエリーの中で唯一売りに出されたものと考えられており、非常に貴重なものです。価値をつけることが出来ないと評する人も多いようですが、これは非常に大雑把な見積もりです。そしてこれは、当時交際していたドディ・アルファイド氏から彼女に贈られたと言われています」

また同社長は、売り手についてこう付け加えている。

「ウクライナの戦争は、彼らがこのジュエリーを売ることを決めた動機になりました」
「彼らは14年間これを所持していましたが、起こっていることを考慮した今、自分たちの国を再建することに心を砕いています」

178個のダイヤモンドからなる同ネックレスはガラの後、お揃いのイヤリングを作るために王室御用達宝石商「ガラード」に返却されたものの、バレエ公演の2か月後に、ダイアナ妃が交通事故で他界したため、妃のもとに戻ることはなかったという。

同ジュエリーセットは、ロンドンで展示後、6月にニューヨークで競売にかけられる予定だ。

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