デーモン閣下ソロ曲で羽田圭介作詞家デビュー

2017/01/19 10:52 Written by Narinari.com編集部

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芥川賞作家・羽田圭介氏が、デーモン閣下のソロアルバムで作詞家デビューすることがわかった。

デーモン閣下率いる聖飢魔IIは、魔暦17(2015)年に地球デビュー30周年を記念し期間限定にて再集結。その間に行った2本の大黒ミサツアーと武道館2DAYSファイナル公演は「全公演満員札止め」という、バンドの歴史上でも最高クラスの盛況となり、解散後にしてなお増大し続けるパワーを見せつけ、魔暦18(2016年)2月に期間限定活動を終え魔界に帰還した。

そしてこのたび、デーモン閣下が遂に5年振りとなるソロアルバムを、3月15日にリリースすることが決定。本作は、閣下の魅力を十分に発揮するHM/HRを基調とし、これまでの作品の中では最もメロディアスな作品として仕上がっている。メロディアスな楽曲が溢れるハードロック、美しき歌声と、無敵のシャウト、まるでミュージカルのように展開する大曲まで、巷に溢れる愛の詞を蹴散らす詞の世界感――。孤高の才能を持つデーモン閣下の溢れだすアイデアと盛り沢山のセールスポイントを備えた、「またも」これまでの常識を覆す「アート清心」に満ちた作品が誕生した。

このアルバムには、デーモン閣下の書き下ろし楽曲に加え、芥川賞作家・羽田圭介氏、同じく芥川賞作家・長嶋有氏、アニメ「テラフォーマーズ」原作者の貴家悠氏という、聖飢魔IIとゆかりの深いクリエーター3人がそれぞれの歌詞を提供し、作詞家デビューを飾ることとなった。

デーモン閣下、羽田氏のコメントは次の通り。

☆デーモン閣下 コメント

羽田氏とは、一昨年の聖飢魔IIが期間限定再集結する前後の頃に、羽田氏が芥川賞受賞の連絡を待っている時に閣下の顔をしてカラオケをしていたという事がきっかけで交流が始まった。今回アルバムを作る際の新しい試みとして、歌詞を別の人に書いてもらうという発想が湧いたが、その時に出て来た候補者の1人が羽田氏である。羽田圭介氏の他には、同じく芥川賞作家の長嶋有氏、アニメ『テラフォーマーズ』原作者の貴家悠氏という3人にお願いした。

同じ時期に同じように歌詞を依頼したが、送られてきた歌詞にはそれぞれの個性を感じた。羽田氏の歌詞は全部1行ごとに文字数が書いてあって、一生懸命文字数を合わせて考えてくれているのがわかった。真面目だな!この人は!という感想を持った。

(羽田氏の歌詞に点数を付けると何点?という質問に)666点(700点満点で)。

☆羽田圭介氏 コメント

レコーディングを見るのは初めてで、しかも、大ファンである閣下のレコーディングを目の当たりにし あまりにも現実離れしている光景で、自分が歌詞を書いたのが信じられない。

(楽曲は)不思議な感じで、2番に入った時に感情が整理できなくて笑いそうになった。にやにやしてきて、かつてない感情でした。

サビに入るまでの部分は、自分が想像していた感じに近くてびっくりしたんですが、さびは全然違う感じ。アレンジも全然違う。激しい感じというよりは、軽いノリのパン・パン。パンみたいな感じが『そんな感じになったんだ〜』と、想像を上まっていた。素晴らしに楽曲に自分が関与する事が出来て光栄だと感じています。

(依頼を受けた時は)えーどうしよう!という感じです。光栄であると同時に自分が関与するという事はとんでもない事だ、と断る選択はなかったのですが、変なものを差し出す訳にもいかないし、小説が忙しいのにどうしょう、という感じでした。小説以上にちゃんとした作詞をしないとまずいと思い、1か月大変でした。

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