ペンタトニックスがPerfumeメドレー世界初披露

2016/08/22 12:15 Written by Narinari.com編集部

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2年連続グラミー受賞、アカペラ・グループとして史上初めて全米チャートを制したペンタトニックスが、8月20日、21日に開催された「サマーソニック2016」に出演。東京・大阪のステージに集まった計3万5,000人のファンを前に、初の日本語カバー曲「Perfumeメドレー」を世界初披露した。また、先週公開になった同曲のミュージック・ビデオ(//www.youtube.com/watch?v=Y95B-dZ32uQ)は、彼らの代表曲「ダフト・パンク・メドレー」のミュージック・ビデオとPerfumeの世界観を意識したという、楽しく、カラフルでポップな作品に仕上がっており、こちらも話題となっている。

7月末に発売され、即日iTunes総合1位を獲得した日本独自企画アルバム「ペンタトニックス(最強盤)」に収録されている「Perfumeメドレー」は、日本が大好きなペンタトニックスが初めて日本語カバーに挑戦した楽曲。人気テクノポップユニット・Perfumeの楽曲「ポリリズム」「チョコレイト・ディスコ」といった代表曲2曲に加え、近年のヒット曲「Spending all my time」「Pick Me Up」の4曲をマッシュアップ・メドレーで構成している。

かねてより「日本が世界一大好きな場所!」と“日本大好き”を公言し、「近いうちに日本の曲のカバーをしたい!」と語っていた彼らの熱い想いが、ようやく形になったものだ。

この楽曲の解禁時から「日本語、完璧すぎる!」「アカペラというだけで驚きなのに、さらに日本語で挑戦するなんて!」といった多くの反響をよび、iTunesポップチャートで即1位を獲得。先週には同楽曲のミュージック・ビデオも世界公開。「ダフト・パンク・メドレー」同様にソロカットが多く使われ、各メンバーがどのパートを歌っているのか、その超絶アカペラ技巧と楽曲構成を、“音”だけでなく“視覚”として確認することができる驚きの作品だ。

さらに、彼らはPerfumeの世界観を意識し、それぞれメイクや衣装にパステルカラーを取り入れ、楽しく、クールでカラフルな作品に仕上げた。紅一点のヴォーカル・カースティンは、Perfumeのメンバーや日本人を意識して黒髪のウィッグを着用、ラインストーンを使ったゴージャスなアイメイクにレインボーカラーのファーをまとい、高音担当のヴォーカル・ミッチは、サーモンピンクのセーターを、ヴォーカル・スコットは、パステルピンクのスカジャンに青いアイメイク、ベース担当・アヴィは、カラフルなシャツに、紅色のアイメイク、ヒューマンビートボクサー・ケヴィンは、黄色のパーカーをはおり、カラフルでポップな世界観を表現し、この撮影を楽しんだという。

日本以外のファンも、この楽曲とミュージック・ビデオの突然の完成に驚きを隠せない様子で、「自分の国の言語もカバーして欲しい」といったリクエストも数多く生まれるほど、日本のみならず世界中で話題となっているようだ。

そんなペンタトニックスが6度目の来日を果たし、2度目となるサマーソニック出演を果たした。

8月20日、幕張メッセのマウンテンステージ前には、多くのファンがペンタトニックスの出番を今か今かと待ちわびる中、ステージが暗転し、それぞれの個性を出しながらも白と黒のモノトーンで統一された衣装に身を包んだメンバー5人が登場。割れんばかりの大歓声が沸き起こり、オリジナル・アルバム「ペンタトニックス」からのアップテンポな楽曲「クラックト」でスタートした。

ファンの大歓声と手拍子で一気に会場全体に一体感が生まれ、スコットは「東京、元気ですか? また、大好きな場所に戻って来られて嬉しい! みんな大好き!」とファンへ想いを伝え、先日来日していたジャスティン・ビーバーの「ラヴ・ユアセルフ」「ホウェア・アー・ユー・ナウ」をしっとりと歌い上げると、さらに彼らが敬愛するマイケル・ジャクソンの5分以上ある長尺メドレーの迫力パフォーマンスで会場を圧倒。ビート・ボクサーのケヴィンが、メドレー中の「ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」で歌声を披露すると、いつものビートと違った魅力にファンから黄色い歓声が生まれた。

続けて、グラミーアーティストのメーガン・トレイナーのカバー曲「NO」では、ミッチ得意のスーパー・ハイトーン・ヴォイスで“高音パート”と、アヴィのベース音とケヴィンのビート・ボクサーのビートが響く“低音パート”が互いに交錯し、彼らの圧倒的なテクニックを見せつけた。

そしてライブ後半には、彼らのデビュー曲かつ大ヒット・シングルである「ダフト・パンク・メドレー」を新しくイントロを施したニュー・バージョンで披露し、会場のボルテージは最高潮に。その直後、カースティンが「この楽曲をみんなの前でパフォーマンスしたいとずっと思っていたの。この瞬間が本当に待ちきれなくて、すごく楽しみだったわ。ぜひ一緒に歌ってみて、Perfumeメドレーです」と伝えると、ファンからは悲鳴のような歓声が起こった。

そして、話題の楽曲「Perfumeメドレー」を世界に先駆けて日本のファンの前で初披露。日本人並みの見事な日本語発音と、Perfumeの4曲の複雑なアレンジメントを目の当たりにしたファンに大きな感動と衝撃を与えた。

この来日で「Perfumeメドレー」を披露すると公言していた彼らはその約束を果たし、記念すべき初パフォーマンスに立ち会ったファンは、この日一番の大歓声と拍手。今回のコラボレーションで、一層日本とのつながりを深く感じたメンバーは、また近いうちに日本に帰ってくることを約束して東京のステージは幕を閉じた。

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