中国では連日のように教師の不祥事がメディアを賑わせているが、このたび、学校内で男性教師が突然女子生徒に襲いかかる事件があり、市民を震撼させている。男性教師は裸で、最終的にはほかの教師に取り押さえられたそうだ。

中国メディア・広州日報などによると、この恐ろしい事件が発生したのは3月28日、広西チワン族自治区欽州市霊山県にある学校でのこと。同日昼ごろ、突然ひとりの男性教師が、裸で女子生徒に襲い掛かった。ネットで公開された決定的瞬間、恐らくは在校生徒が撮影したと思われる現場写真には、裸の男が校舎の壁に女子生徒を押しつけ、後ろから羽交い締めにしている姿が映っており、周囲には唖然とした様子で佇む数人の男子生徒の姿も確認できる。

その後、男性教師の暴挙はほかの教師によって阻止され、女子生徒にケガなどはなかったそうたが、平和なはずの学校が一時騒然となった。

後に明らかになったのは、この教師は30歳で、2011年に一度精神疾患を発症していたとのこと。以来、問題の精神疾患は発症しておらず、また、学校側も教壇には立たせず、実験室の管理員に配置換えをするなど対処はしてきたそうだが、今回の事件は男性教師が再び精神疾患を発症したことが原因とされており、今後の対応に注目が集まっている。

なお、詳しい事件の原因などについては公安が調査中とのことだ。