中国のケンタッキー・フライド・チキンが、ピンク色のバンズを用いた「ローズチーズローストチキンバーガー」を発売し、話題を呼んでいる。

マカロンや綿菓子のような色合いで、バラの風味がするという「ローズチーズローストチキンバーガー」。情報が公開されると、その斬新な色合いや挑戦的な同社の姿勢に賛辞が出る一方、「ピンクは脳みそのように見えるな」「いちごのドーナツと間違えてしまいそうだ」「ピンク色だとチキンが本当に焼けたかどうかわからないじゃないか」などなど否定的な意見も多かったようだ。

中国では現在、自分でカスタマイズできるハンバーガーを販売し始めたマクドナルドに勢いが出てきたことを受け、KFCもこのピンクバーガーで新機軸を打ち出したいとの意向がある模様。8月10日に販売がスタートすると、物珍しさもあって多くの人が実食、SNSなどに写真が掲載されることになった。

地元メディアでは、「日本にもかつて黒や赤の色のバンズをしたハンバーガーがあり、驚くには当たらない」との報道や、「これは中国でも放映されて話題となった『魔法少女まどか☆マギカ』の影響があるかもしれない。円環の理の中では様々な試行錯誤なされるものだ」といった考察も飛び出している。

なお、価格は17.5人民元（約340円）。「ブラックダイアモンドベーコンスパイシーチキンバーガー」も同時発売された。