ナイトスクープの“神曲”話題、数学教授が歌う自作曲に大きな反響。

2014/03/09 11:19 Written by Narinari.com編集部

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3月7日に放送されたバラエティ番組「探偵!ナイトスクープ」(ABC)で取り上げられた、大阪大学で数学を教える和田昌昭教授が中原中也の詩に自作の曲をあてた「宿酔」が話題を呼んでいる。番組内で“神曲”と紹介されたこの楽曲、2009年8月にYouTubeへ投稿された歌唱動画(//www.youtube.com/watch?v=-lg1Gdyi1jQ)の再生回数は、放送前に1,200回程度だったものが、放送後には17万回(3月9日現在)にまで跳ね上がった。

7日付けの放送では、大阪大学で数学を学んでいる23歳の男子大学院生が、「尊敬する数学教授と夢のセッションをしたい」と依頼。5歳の頃からピアノを弾いているという彼は、初めて和田教授の曲を聴いたとき、あまりに独創的すぎる音楽に笑いそうになったが、何度も聞いているうちに曲の魅力にハマり、耳コピで楽譜を起こしてピアノで演奏するまでになってしまったという。

そしてこの曲を“神曲”と崇め、卒業するまでに和田教授とセッションしたいとの思いから、同じく曲に魅力を感じた同士と共に、来たるべき“その日”に備えて楽器の練習を続けてきたそうだ。

番組ではお笑いコンビ・麒麟の田村裕探偵がこの案件の担当。実際にYouTubeで楽曲を聴いた田村は「何これ? わからん」「腹立つなぁ。腹立つわぁ…」「(これで)終わりかい!」と苦笑するばかりで、依頼者の“神曲”感覚になかなか共感できない様子だったが、依頼者は「1回目に『ん?』、2回目に確認して、3回目に覚醒する」と3回聞いて欲しいと力説。コード進行が奇跡的で素晴らしいと、その魅力を語った。

その後、吹奏楽部の協力を得て、重厚サウンドによる大人数での「宿酔」セッションが実現。和田教授も気持ちよさそうに歌い上げ、報告を見ていた西田敏行局長もハマってしまった――というところでコーナーは終了となった。

放送中からTwitterなどでは、「千の天使が バスケットボール する。」といった独特な歌詞の内容(※中原中也の詩)、淡々とした和田教授の楽曲の組み合わせを「面白い」「クセになる」「素晴らしい曲だ」などと評価する声がある一方、やはり田村探偵のように「意味がわからない」「良さがわからない」「神曲?どこら辺が?」とよくわからない派もおり、賛否は真っ二つといったところだ。

ただ、YouTubeのコメント欄には「この歌最高だよ!」「センスしか感じられない」「3回聴いたらやられた」「頭から離れない…」など好意的な声が多数並び、和田教授も「本当にたくさんの方に聴いていただき、ただただ感謝です。ヘタクソって叩かれるんだろうなと覚悟してたんですが『探偵!ナイトスクープ』の視聴者のみなさん優しい」と喜んでいる。

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