映画「貞子3D2」の貞子が8月25日、打ち水や握手会を行う“夏のメガ貞子祭り”を東京・渋谷パルコの公園通り広場で実施した。

この日、会場には宣伝トラック「メガ貞子2」を設置。「メガ貞子2」は、前作「貞子3D」公開時に活躍した、荷台に大きな貞子を載せた“メガ貞子”に、本作で登場する“貞子の子”子貞子を新たに追加しリニューアルしたものだ。8月より東方神起が歌う主題歌「SCREAM」を爆音で流しながら福岡、大阪、名古屋で街頭宣伝を行い、Twitterなどで目撃情報が相次いでいたが、本日より8月30日までは東京を周回する予定となっている。

あいにくの雨模様の中、会場に集まった一般人・プレスの前に、5人の貞子が登場。まずは、18時まで行われる握手会に備え、ウォーミングアップの“呪（のろい）準備体操”を行った。その後、5人の貞子は、柄杓と桶を手に打ち水を実施。準備体操＆打ち水終了後は、一般客と貞子の握手会、および「メガ貞子2」との記念撮影会となった。

すでにアイドル的な人気を誇る貞子との握手会に、大勢の客が列をなしたが、親に連れられ参加した幼児が、貞子を見るや泣き叫び、本気で嫌がる姿も見られた。

会場では、貞子が“暑中見舞い”ならぬ“呪中見舞い”なるメッセージカードも配布。このカードには、「ひと夏の思い出か。一生のトラウマか。」「一年ぶりに呪われに来ない？」など、呪いのメッセージが記されている。また、会場の「メガ貞子2」の前には、貞子の棲家である井戸も設置。井戸から上半身を出した状態で、貞子は報道陣の囲み取材にも応えていた。

囲み取材では、貞子は話すことができないので、角川書店の担当者が代理に返答。「打ち水は、（雨が降っているので）普通の打ち水よりさらに冷えて良かったと思います。昨日西武ドームで始球式を行い、二日連続のイベント稼働となるので少し体がキツいですが、握手会で子どもが泣いたのは狙い通りです。今日は18時まで握手会を続けるので、ガンガン泣かせたいと思っています」とコメント。さらに「（貞子の活発なイベント稼働に関して）英勉監督に、ゆるキャラ呼ばわりされましたが、今ゆるキャラがブームなので、乗っかった方が良いと考えています。ライバルは（同日公開の『マン・オブ・スティール』の主人公）スーパーマンですね」と語った。

映画「貞子3D2」は8月30日より全国ロードショー。