20年コーラ大量摂取で突然死、1日最高3リットル飲み続ける生活で。

2013/06/02 18:13 Written by Narinari.com編集部

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昨年3月、英国のある男性(30歳)が、生活していた療養施設のベッドで亡くなった状態で発見された。前日には元気な様子で部屋へ入っていくところを見られていたという男性。しかしその時、実はすでに彼の体は限界を迎える直前でもあった。その原因は、彼が20年間続けていたコーラの大量摂取にあるという。

この一件は昨年の出来事ながら、今年5月末に英メディアが一斉に報道。英紙ヨークシャー・イブニングポストやデイリー・ミラーなどによると、コーラの飲み過ぎで亡くなったのは、英中部の街ハワースにある療養施設のアパートに住んでいた30歳の男性だ。昔から「絶えず落ち着きがない」と見られていた彼は、2008年になって発達障害の1つとされるアスペルガー症候群と診断され、亡くなる半年前から療養施設で介護福祉士の世話を受けながら生活をしていた。

施設内でもいつも何かをしていたという男性。好きなことに執着する特徴もあったようで、施設では「彼が1時間に1箱吸いきらないように」彼のタバコを管理するなど、様々な注意も図られていた。しかし彼が昔から大好きだったコーラには、特段の注意を向けなかったようだ。

母親によれば、彼は10歳の時からコーラを好んで飲むようになったそう。施設に入った後も毎日1回以上は店へ買い物に行き、コーラを買っていたという。多い時で1日3リットル、普段から2リットル以上のコーラを飲む毎日で、加えて大量の水も摂取していた彼は、いつしか慢性的に喉が渇くようになり、コーラを口にする悪循環に陥った。その結果、彼の肺は通常の4倍にまで膨らんだ。

そして昨年3月10日、彼の部屋に入った介護福祉士がベッドでうつ伏せに倒れている彼を発見。検証の結果、彼は睡眠中に呼吸困難に陥り、そのまま病死したと結論付けられたそうだ。

詳しい事情を聞かずとも、すぐに原因がコーラの大量摂取にあると分かったという母親は、出席した彼の検死審理の席上で、施設内での生活が「とても幸せそうだった」(英紙デイリー・テレグラフより)と振り返り、我が子の死という現実を厳粛に受け止めていたという。

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