ピクサーの“続編”に外れなし、110億円ヒット「ニモ」続編が始動。

2013/04/04 03:49 Written by Narinari.com編集部

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大ヒット映画「ファインディング・ニモ」の新作で、「〜ニモ」の1年後を描く「ファインディング・ドリー」(原題)の企画が、米国で発表された。公開は2015年11月25日を予定している。

2003年に公開された「ファインディング・ニモ」は、人間にさらわれてしまったカクレクマノミの子どもニモを、心配性の父マーリンと、親切だけど物忘れのひどいドリー(ナンヨウハギ)が、果てしない海を冒険しながらニモを探し出すという、冒険と感動のストーリー。アカデミー賞・長編アニメーション賞を受賞したほか、日本での興行収入も110億円という、大ヒットを記録した作品だ。

オリジナル版でドリーの声を演じたエレン・デジェネレスは、今回の新作について「とっても長い間、この日を待ち望んでいたの。長く長く長く時間がかかったことを怒っているわけじゃないのよ。ピクサーの人たちが『トイ・ストーリー16』の制作で忙しかったのは知っているから。でも時間をかけただけあったわ。台本が素晴らしかったの。それに1作目で大好きだったものが全て詰まっているの」と冗談まじりに続編への喜びを爆発させた。

ディズニー/ピクサーといえば、「トイ・ストーリー」(1996年)以降、14本の新作を発表しており、近年でも「WALL・E/ウォーリー」(2008年)、「カールじいさんの空飛ぶ家」(2009年)、「メリダとおそろしの森」(2012年)など、アカデミー賞を獲得するなど輝かしい成功を収めている。

通常はヒット作からシリーズ化は定石だが、ディズニー/ピクサーで劇場公開された続編は「トイ・ストーリー」「カーズ」のたった2作品のみ。それもそのはず、ディズニー/ピクサーで続編を作る際のハードルの高さは新作の比では無く、スタジオを納得させるためにはすべてのクオリティが前作を上回る必要があるのだ。その結果は興行収入がすべてを物語っており、続編のクオリティは絶対であることがわかる。


◎ディズニー/ピクサーの“続編”作品と興行収入

◇「トイ・ストーリー」シリーズ
トイ・ストーリー 15億円
トイ・ストーリー2 34.5億円
トイ・ストーリー3 108億円

◇「カーズ」シリーズ
カーズ 22.3億円
カーズ2 30.1億円

一昨年に「モンスターズ・インク」(2002)の新作「モンスターズ・ユニバーシティ」、そしてこのたびの「ファインディング・ドリー」(原題)と、シリーズの新作を発表するディズニー/ピクサー。果たしてこの快進撃はどこまで続くのか、ますます目が離せなそうだ。

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